いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」

2022hana10.jpg

 いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」が、2022年3月5日(土)・6日(日)の2日間、アルネ津山4階の津山市地域交流センターで開催されました。
 会場内では、色とりどりのお花が活けられていて、来場者の皆さんを和ませていました。
コロナ禍の中で出かける機会も少なくなってしまった花好きに、一足早いお花見でした。やっぱりお花はいいなぁ~、お花に出会って心の中がぱっと明るくなった気がしました。(2022年3月5日撮影)

2022hana34.jpg2022hana24.jpg

いけばなは、聖徳太子建立と伝わる京都・六角堂において、僧侶が仏前に花を献じていたことから始まったと言われています。

2022hana11.jpg2022hana12.jpg

六角堂の池のほとりに僧侶が住まう本坊があったことから「池坊」と呼ばれるようになりました。

2022hana13.jpg2022hana14.jpg

室町時代になると、建築様式の変化とともに、花は座敷に欠かすことのできない美の象徴として発展しました。

2022hana20.jpg2022hana21.jpg

室町後期には池坊專応(せんのう)が華道の理念を確立。ここに日本のいけばなの道が示されました。

2022hana22.jpg2022hana29.jpg

その後も池坊は花の名手として朝廷や武家に招かれ、いけばなを披露。

2022hana6.jpg2022hana7.jpg

祈りの花から鑑賞の花へ、生活の花へ、やがて池坊いけばなは文化となり、伝統は今なお受け継がれています。

2022hana8.jpg2022hana9.jpg

池坊のお花について
室町時代から続く伝統の「立花(りっか)」、よりシンプルな姿に美を求める「生花(しょうか)」、

2022hana15.jpg2022hana16.jpg

定められた形式をもたない「自由花(じゆうか)」。池坊にはこの三つの花形があります。

2022hana17.jpg2022hana18.jpg

池坊には「枯れた花にも華がある」という理念があります。

2022hana19.jpg2022hana33.jpg

美しい花を、単に賞賛するだけではなく「蕾は未来に花開くもの、枯れた花は生きてきたプロセスを経たもの。」と捉(とら)えたものです。

2022hana20.jpg2022hana21.jpg

草木の時折の姿に美を見い出すこと。

2022hana22.jpg2022hana23.jpg

それが池坊の花をいける心であり大切な理念です。(文:池坊パンフレットより)

2022hana25.jpg2022hana26.jpg

会場内に活けられた花たちです。

2022hana27.jpg2022hana28.jpg

青年部の活けられたとても可愛いお花です。

2022hana30.jpg2022hana31.jpg

いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」

2022hana32.jpg2022hana5.jpg

いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」

2022hana1.jpg2022hana2.jpg

いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」

2022hana3.jpg2022hana4.jpg

いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」

2022hana6.jpg2022hana7.jpg

いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」

2022hana8.jpg2022hana24.jpg

いけばな池坊津山支部花展「春のいろどり」