
2024 阿波の花桃が咲くころ

阿波村の石仏「大日如来」

西登山 金屋寺(加茂郷88ヶ所霊場第18番札所)

田中山 大福寺(加茂郷88ヵ所霊場16番札所)

大杉地蔵堂はもと字大杉地蔵堂2,739番地に方一間半の小堂を建てて地蔵菩薩を祀ってあった。戦前のことで年代は不明であるが、大杉地区の集会場を兼ねるためこれに増築しており、大般若経の奉読・ 大数珠まわしなどの仏教行事も行われ、加茂谷88ヶ所の札所でもあった。
昭和25年ごろ、ここに大杉地区の公会堂を新築することになり、地蔵堂は公会堂に接続して北側に一室を設けて移転した。お堂の前にあった六地蔵も道路を隔てて向こう側に移転する。六地蔵は更に県道拡張のため、表橋の現位置に移転することになる。
公会堂が単に集会場だけでなく、各種の用途に利用が増えるようになったので、地蔵堂の位置に調理室を増築することになり、地蔵堂は近くの表橋のたもとに昭和53年6月、方一間半の小堂を建てて本尊を安置し、現在に至っている。
本尊は地蔵菩薩(木彫坐像、高さ51㎝、彩色のあとが残る)隣に石彫の弘法大師坐像を祀る。
本尊は地蔵菩薩(木彫坐像、高さ51㎝、彩色のあとが残る)隣に石彫の弘法大師坐像を祀る。
大杉地蔵堂
大杉地蔵堂
大杉地蔵堂(文:『阿波村誌』より)(2022年9月16日撮影)