石上布都魂神社(イソノカミフツミタマジンジャ)
由緒
当社は「延喜式」神名帳、備前国赤坂郡6座の内の1社である。備前国総社神名帳128社の中で正2位と記されている。古くは書紀一書に「其の蛇を断ちし剣をば、なづけて蛇之麁と日ふ。此は今石上に在す。」また一書に「素盞嗚尊、乃ち天蝿断の剣を以て、其の大蛇を斬りたまふ。」と記している。
「吉備温故秘録」で大沢惟貞は記紀、旧事記、神社啓蒙天孫本記、古語拾遺等から「曰く、この数書以て考ふるに、上古素盞嗚尊、大蛇を断の剣は当社に在る事明らかなり、その後、崇神天皇の御宇大和国山辺郡に移し奉るとあれども、当社を廃されしと見えず。(以下略)」
寛文9年備前藩主池田綱政が山頂磐座に在った小祠を造営復興し、延宝2年「社記1巻、社領20石」を廃藩まで奉納した。他に「備前一宮」として、今日「一宮巡拝」等で参拝者が増えつつある。
山頂の社殿は明治43年火災に遭い現在地に移す。
昭和20年「県社の資格有り」と認められた。
現在拝殿は平成5年改築。(文:岡山県神社庁HPより)(2022年1月4日参拝)
当社は日本書紀に素戔嗚尊が八岐おろちを退治した剣を奉斎したと記す古社である。延喜式内社で、広く全国から参拝される。山頂は磐座で、禁足地である。
ペアピンカーブの参道
吉井町石上の大松山中腹にある神社で、神社の御神体は大蛇を退治した剣だそうです。
石上布都魂神社(イソノカミフツミタマジンジャ)
拝殿 本殿
本殿 菊の文様
参拝者から、本殿裏がパワースポットだと教えていただきました。
稲荷神社
参拝者休憩所 池田 隆政氏の顔もみえる。
磐座祭縁起
わが国の最も古い時代に神々が高天原から天降(あも)りするのは、高い山で見晴らしの良い山頂、人がたやすく近づけない地とされ大変信仰されました。特に岩肌の出たところを磐座(いわくら)といって畏敬(いけい)しました。この山頂には巨石を配する磐座が現存し、本宮禁足地として奉斎しております。磐座に五色の幡をかけて祈れば願い事が叶うとした古い祭儀を磐座祭といいます。「五色の絹おのおの五寸を以て大きな岩にかければ求むる所が必ず得られる」と(皇大神宮儀式帳)五色とは青(緑)、黒(紫)、白、赤、黄である。(文:石上布都魂神社)
交通の便が悪いうえ、宮司さんが不在になることが多々あるので、参ってくださる方に申し訳ないと、自動授与機を設置したそうです。
社務所 事務所
狛犬
神輿蔵 参拝に来たわんちゃん
布都魂神社奥の院 この山頂にある本宮の後の磐境(磐座)は神霊を祀ったもので古代信仰を伝える貴重な遺跡である。昭和58年11月 吉井町教育委員会
杖やホウキが用意されています。 石の坂道(全54段)
足の置くところがない荒れた道です。
天女の腰掛(羽衣を枝にかけて一休み・・・)
石が沢山積んであります。
天気がいい日は、岡山市内・小豆島、さらには高松市まで望めるそうです。
迫龍の階段(11段+18段上り切ったら、振り返って観て段が鱗でうねりぐあいが丁度良い)
本宮・磐座
本宮・磐座
寛文9年 池田綱政公創設時之絵図
磐座祭一人一石祈祷黒石 神楽殿跡
参道を上がるわんちゃん 下りに出会った太陽の光
参拝者の足跡