森の芸術祭「城西浪漫館」
現在、開催されている、県北を舞台に開催中の「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の会場のひとつ「城西浪漫館」に伺ってきました。
まず、入口を入るとすぐに、一番に驚くのは、江見正暢さんのステンドグラスのコーナーがあり、中でも万華鏡は「綺麗!子どもの頃を思い出すわぁ~」と童心に戻ったようにはしゃぐ皆さんの笑顔がありました。この万華鏡は、綺麗な模様がくるくる変わり人々を夢中にさせてくれます。芸術的でおススメの一つです。
また、ビアンカ・ボンディさんの作品は、どこかの森の中に紛れ込んだような錯覚になりさんの作品です。自然の中にある薬草や染料植物を使用したルシーラ・グラディンの作品は、どこか温かみがあり、ユニークで色彩が豊かです。ウメッシュ・P・K:バローダ(ヴァドーダラー)在住のインド人アーティストです。失われた自然界をインスピレーションにした作品だそうです。
(各作家さんのプロフィールは、「森の芸術祭」公式HPより転載させていただきました。)
会場の城西浪漫館」は、大正6年に旧中島病院として建築された、正面にドームを配し、屋根や窓の細かい装飾が特徴の木造建築。内部の病室には部屋ごとに異なるデザインの暖炉があり、国の登録有形文化財となっています。
玄関に入るとすぐ人気の「万華鏡」コーナーがあります。
江見正暢:1947年生まれ。東京写真短期大学(現東京工芸大学)卒。江見写真館代表取締役社長。
1873年に津山で創業した江見写真館には、大正末期から昭和初期の津山の風景や人物など、ガラス乾板で残された約10,000点もの貴重な写真(3代目江見正 撮影)が残されています。
写真館営業の傍ら、40年以上ステンドグラスの制作にも取り組み、ランプや万華鏡の小さな世界に魅了され、現在も制作を続けておられます。
美しいステンドグラスです。
江見正暢さんのステンドグラスが美しい。
ひときわゴージャスなステンドグラスを下から覗いてみました。美しい!
2階に続く階段を上がると「森の芸術祭」会場の入り口となります。
ビアンカ・ボンディ:1986年、ヨハネスブルグ(南アフリカ)生まれ。パリ在住。
領域横断的な活動を実践するアーティストで、主に塩水を使った化学反応により、ありふれた物体を活性化あるいは崇高化する。ボンディが作品の素材とする物体は、予想される変化や、その物体が本来備えている固有性や象徴性などを基準として選定されている。視覚を超えた体験を創出し、相互の連関、はかなさ、生と死のサイクルといった概念に焦点を当てながら、「物質の生命」に目を向けさせようとするのがボンディの試みである。生態学やオカルト科学に情熱的ともいえる関心を寄せ、そのふたつを融合させることで多分野横断的で可変的な作品を生み出す。ボンディの作品では物体の「アウラ」が重要な役割を果たしている。置かれる場所と作品とが強い結びつきを示す、サイトスペシフィックで詩的な作品も多く手掛けている。
宇田川榕菴『舎密開宗』
ルシーラ・グラディン:1981年サン・カルロス・デ・バリローチェ(アルゼンチン)生まれ。
現在はブエノスアイレス在住。アルゼンチン国立芸術大学(UNA)でビジュアルアートの学位を取得。2011年、芸術研究センター(CIA、ブエノスアイレス)招聘研究員。10年前から、女性の治療師、医師、哲学者、生物学者などからなるチームの協力を得ながら、薬草や染料植物を栽培する植物園の管理運営を行っている。
カラフルで温かく、改めて自然界の色はすごいなぁ~と感じました。
ウメッシュ・P・K:バローダ(ヴァドーダラー)在住のインド人アーティスト。
人間の周囲にある自然界をインスピレーションに、すでに失われてしまった人間と自然とをつなぐ回廊をテーマとした作品を制作している。
細やかなタッチで描かれた繊細な作品で、思わずまじかで見たくなる作品です。
(各作家さんのプロフィールは、「森の芸術祭」公式HPより転載させていただきました。)