私設美術館(観光スポット情報)

保田扶佐子美術館 第16回 常設展

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 保田扶佐子美術館 第16回常設展(津山市押入)です。(2009年の様子
40年にわたりスペイン・バルセロナと津山市を行き来しながら制作してきた保田扶佐子さんの第16回常設展(入場無料)の取材、そして11月27日にスペイン・バルセロナへ出発する直前の保田扶佐子さんを訪ねてきました。(2025年4月末帰国予定)
 尚、保田扶佐子美術館の常設展にご来館の際には事前に電話予約(TEL.0868-26-5711)にてお知らせください。10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)宜しくお願いいたします。(2024年11月21日撮影)

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保田扶佐子アンソロジー展ワークショップ「抽象画への誘い」

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 津山市とスペイン・バルセロナを拠点に活躍する画家・保田扶佐子さんの「アンソロジー展」が、山下の津山文化センターで行われ、期間中の2024年8月10日(土)ワークショップがあり、同じく津山出身で、林檎の会代表、臨床美術士の河本倫子さん(美術教育に携わる一方、国内外にて芸術活動を展開)が講師を務め、大人や子ども約20名がオイルパステルで初めての抽象画に挑戦しました。(このワークショップは大盛況で定員を大幅に超え、参加できなかった方も多くおられました。)

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保田扶佐子アンソロジー展

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 津山芸術文化博事業「保田扶佐子アンソロジー展」(主催:津山アートミュージアムユニット)が、7月28日~8月11日(日)、津山文化センター展示室で始まり大勢のファンを魅了しています。好評のワークショップ2回目が8月10日(土)(13:00~14:30)にあります。
ー抽象画への誘いー
 前回の日原晃回顧展に続いて、この度は、抽象画家「保田扶佐子」の創作活動の軌跡を辿る展覧会です。第1回個展の習作から始まり、具象作品、初期の抽象作品、その後、現在に至るまでのフリーハンドによる抽象作品、版画作品も少し加え、選りすぐりの作品を展示しています。彼女は常に〝抽象画で精神の自由を求めてきた〟と言っています。さまざまな角度から保田扶佐子の世界を楽しめる展覧会です。何卒ご高覧下さいますようご案内申し上げます。津山アートミュージアムユニット代表 菅田 茂
(※アンソロジーとは、同一作家による作品集の意。)

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「常設展+ピカソへのオマージュ」保田扶佐子美術館

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 津山市押入にある「保田扶佐子美術館」で、パブロ・ピカソ没後50周年、そして、保田扶佐子美術館設立14年周年を記念して「常設展+ピカソへのオマージュ」が、2023年9月24日(日)~9月30日(土)まで開かれています。また、保田扶佐子さんがバルセロナで収集した希少本なども見ることができます。保田さんの作品は、直線や、円、曲線などが描かれていて、どこか子どものころ画用紙に自由に描いた時のような開放感がありワクワクします。そして、ピカソの作品やピカソが絵を描いているDVDなどめったに見られない作品を見ることが出来ます。(2023年9月24日撮影)

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木版画家 日下賢ニ「木版画」

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 津山市出身の木版画家の日下賢二さん(1936~2020)の作品展が、津山市西今町の「NishiIma 25」で、前期2022年7月24日、後期7月28日ー8月28日まで開かれています。(入場無料)(11:00~17:00) (木金土日)


 日下さん津山時代(志戸部・しとべ)の10代の木版画を初公開しています。
具象から球体表現の作品への移行時期である貴重な作品も展示。当時、写真は高価で津山近辺の田舎町の風景は現存していません。原画・版画、共にお楽しみいただけます.
 日下賢ニさんのことばより「垂直の線を今は画面いっぱいに押し込み、下方をわずかに紙地をのこす画面構成をとっております。色彩に一つ一つの感情と言葉があるように、線も同様な意味があります。私は、直線の持つこれらのものを自己の感情移入を避け殆ど別種の線を持ち込まない。上部から下部への動きを強調する意味で下に僅かの和紙を残しているわけです。」1954年5月28日埼玉新聞(画像:神奈川県立近代美術館賞受賞作品)(文:桜井由子
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『海の声―いまだ波高し―』NishiIma25

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 群馬県在住の画家 金原寿浩(ジャスミン)さんが、墨や木炭を使って描いた東日本大震災や沖縄の基地問題などをテーマにした絵画を中心に48点が、第一会場「NishiIma25」と特別第二会場「Nishitera no 蔵」で6月12日まで展示されています。
 特別第二会場「Nishitera no 蔵(片山家の元米倉)」で展示されている「ふるさとをかえせ」は、東日本大震災で被災した福島県の海岸線を背景に、除染廃棄物が詰められた袋が木炭などで描かれた、高さおよそ1m40cm、幅9mの大作があります。
 金原寿浩(ジャスミン)さんは、「2008年から2016年まで毎年最低1ヶ月沖縄滞在して制作をしていました。歴史的なことは知識はあったけれど、沖縄を訪れると否応なしに見えてきました。戦跡も多いですし沖縄には出版社が沢山あり書籍が山ほどあります。
 また、原発は要らないし危険だと認識してましたが、東日本大震災であそこまで壊滅する想像は出来ませんでした。想像の甘さを実感しました。」と話されています。

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棟方志功・柳井道弘記念館(M&Y記念館)

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 2021年10月3日に津山市東一宮にある棟方志功・柳井道弘記念館(M&Y記念館)を訪問してきました。只今、「3rd OKUTSU ART FESTIVAL」が2021.9.11~2021.11.21まで開かれており、その中で企画展示会場の一つである、棟方志功・柳井道弘記念館(M&Y記念館)1Fの展示室では、東京生まれ鏡野町在住の坂手江美さんの木版画をはじめ、河内大樹さん、竹島瑛理さん、新免泉さんのシルクスクリーン、水島秀志さんの紙版画、佐藤真奈美さんの銅版画等などが展示されています。

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保田扶佐子美術館「第12回 常設展」

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 40年にわたりスペイン・バルセロナと津山市を行き来しながら制作してきた保田扶佐子さんの抽象画の常設展です。今回は令和3年7月岡山髙島屋での保田扶佐子絵画展に出品した作品に旧作の小品を加えて展示しています。ガラスケースの上と中には、"UTA"とダリの"ヴィーナス"を展示しています。"UTA"は、作者の一人Josep Mestres Quadreny(ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ)が2021年1月に亡くなったこともあり、彼の偉業を偲ぶレクイエムです。
2021年8月7日~土曜日、日曜日会館 ※ご来館の際には事前にお電話にてお問合せ下さいますよう、宜しくお願いいたします。開館時間10:00~5:00、津山市押入97-11 TEL.0868-26-5711

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津山の私設美術館・その他のおススメ(お寺・博物館・資料館)

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美術の秋を迎えましたが、津山にはまだまだ素晴らしい美術があるのを私たちは案外知らないのかもしれませんね。一般に公開されているものは数少ないのですが、私設美術館など今まで取材したものを少しまとめておりますのでご覧くださいね。それから、資料館・近隣の美術館なども併せてご紹介。(営業日時や場所は各HPなどでご確認ください。)

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旅館「お多福」の「作州維新文庫」

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2014年6月1日(作州維新文庫についてはこちらからどうぞ

創業以来、80年を越える旅館「お多福」には、郷土の偉人・先人の遺墨や書簡など、多数の作品を収蔵する「作州維新文庫」があり、貴重な書画を中心として館内に展示保管されています。今回、「郷土の志士展」(作州維新文庫主催)が2014年6月1日・2日にあり行って来ました。岸田吟香の絵画や書・津田真道の和歌などがありましたよ。

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