
名代官 早川八郎左衛門正紀(久世)

史跡 大谷・定古墳群(真庭市)

パワースポット「高岡神社」(真庭市)

蒜山の正月飾り・おせち

2023年9月7日、真庭市蒜山郷土博物館で「懐かしのライフスタイル~民具から学ぶ生活の知恵~」を拝見してきました。昔の民具にはなぜか心惹かれるものがあります。雪深い地域での人々の知恵や、実用的な機能を備えた上に、その美しさは勿論のこと、SDGs(私たちみんなが、ひとつしかないこの地球で暮らし続けられる「持続可能な世界」を実現)な民具だと思います。
今一度多くの人にも見ていただきたいものばかりでした。
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昨今の生活様式の移り変わりの早さは、かつてと同じ速度ではありません。1年ごとにめまぐるしく変化し、暮らしを彩る品々の進化もとどまるところを知りません。
かつての日本社会は、身近な動植物、鉱石や土などを加工して生活道具としていました。近代化を迎えてもなお、自然資源に由来する生活道具を作り続け、補修を重ねて長く使い、役割を終えた後は自然に還してきました。一方、昭和30年代(1955年以降)からは生活様式が一変し、また高度成長期に入ったことから、暮らしを彩る品々も大きく変貌し、機械による大量生産と廃棄の時代が到来します。
本企画展では、そうした自然資源由来の生活道具の数々と暮らしの場を、蒜山地域に残された民具資料を中心に展示しています。年長の方々には懐かしく、また若い世代の方々にとっては、新鮮に感じられるのではないでしょうか。大規模消費社会、過度な情報化社会の渦中にある現在、かつての生活世界の、真の豊かさを感じていただければと思います。知恵と工夫を、自然と対話しながら自ら作り上げてきた蒜山地域の人々の営みに、どうぞ心を寄せてください。(文:真庭市蒜山郷土博物館チラシより転載)
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コエオイカゴ(肥負籠) ドウマル
ドウマル(胴丸)重たい荷物や固い荷物を背負う際に、緩衝材として着用する。
ボウリョウ(スゲ・シナの繊維)
コシミノ(腰蓑)腰から下に着用するミノ
ベンケイ(弁慶)藁をたばねた道具) ユキグツ
ユキグツ(雪靴)ワラ製 ツマゴ(雪が降った時ゾウリの先に付ける)
エンザ(円座)ワラ コシカゴ(腰籠)腰に取付け弁当などを入れる
ハバキ(すねに付けて使う)ワラ製、ガマ製 ガマコシゴ(リュックサック)
タメッコ(農具入れ) オイコ
牛のワラジ(草鞋)牛や馬はヒズメを痛めると病気になりやすいため、道を歩くときは履かせる
クラ(鞍)牛用のクラ。牛に進行方向などを指示するすることが出来る)
コクラ(小鞍)オソイ 雨の日に牛のクラの上に重ねて使用
チラシ