笠場山福聚院 普門寺

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笠場山福聚院 普門寺 縁起
 木版略縁起によれば、「作州真嶋郡笠場山普門寺は往昔弘仁七年(816)吾弘法大師始めてこの山にあそび精修勤念したまう時に、祥瑞嶺上にあつまり閃光渓道に映ずるを観て、師深く求法の勝地なる事をさとり、ついに即ち本尊聖観音、不動、毘沙門の三尊並びに仁王の像を彫刻し、伽藍僧舎を草創して秘密瑜伽の道場をおこしたまう。しかるに、去る乱世の頃、仏閣ことごとく兵火に炎焼するといえども、彼の尊は泥中に入りて焼失したまう事なし。まことに上求菩提下化衆生の尊像なり。」とある。
 当時、普門寺周辺には、松本坊、一乗坊、中坊、新蔵坊の他数十戸の民家があり、耕地が開けていた。当山鎮守として、熊野三所権現を歓請し、北に大山を遙拝して信徒諸地より雲集していた。なお、本堂は寿永二年(1183)春、享保八年(1723)に再建され、辻氏安兵衛秀勝氏によって再建された記録もあり、現在の建物は、明治二十八年(1895)秋に再建されたものである。
常内に安置されている龍の彫刻(干ばつ時雨乞いの祈祷に用いた)は元禄二年(1689)当時の欄間である。(文:石碑より)(2017年5月14日取材)

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笠場山福聚院 普門寺の山門近く

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シキザクラ 「四季桜」
一年のうちに数回の花を咲かせることから、四季桜と名付けられている。また、仁王門の傍らにあることから、地元では仁王桜ともいう。
 秋は10月上旬から咲き初め、12月上旬まで咲いている。特に、11月中は、紅葉と桜を同時に楽しむことができ、春の花見とは異なる趣がある。平成14年3月 真庭市(説明板より)

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説明 普門寺仁王門 (真庭市指定文化財〔建造物〕)
 天和元年(1681)建立で、本造二層構造。桁行三間、梁間二間、屋根は入母屋造り本瓦葺きの三間一戸の桜門である。上層には銅鐘をつるし、下層には一対の金剛力士像を安置する。
 高欄、下層の板壁、抜き、本柱の一部、前間の床板については後補である。
(文:説明板より)

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一対の金剛力士像

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本堂                      第二十八番霊場

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                         本堂にある杉の木が美しい

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客殿

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第二十八番霊場
所在地:〒719-3132 岡山県真庭市田原山上2127番地