手作りコンニャク

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 2021年12月2日、津山市加茂町物見の金尾文正さん宅で「手作りこんにゃく」を体験してきました。
 以前から、出来立てのこんにゃくの刺身が、大層美味しいと金尾さんから聞いておりましたので楽しみにしておりました。本当に山椒みそとのコラボは最高に美味でしたよ。
 今回のこんにゃくは金尾家の4年物を使用(平常は4年物を使用)。こんにゃくは、1年目、2年目、3年目と毎年植え替えて、4年目でようやく食べられるようになるそうです。毎年植え替えるのですが、植え替える際は芋の上はへこんでいて水が溜まりやすくて腐るので、こんにゃく芋を斜めに植えるそうです。芋はあく(グルコマンナン)が強くて96%が水だそうです。
※注意=生芋はアクがきついので、絶対素手で触らないように、また、口にしないように!

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まず初めにご主人の煎茶のお点前を受ける。            とても美味

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お茶受け            青いトマトからピクルスを作って試食

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1年、2年、3年、4年目の芋の大きさを比較     4年物の芋を使う。

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芋に触ったら手が痒くなるので、必ず手袋をつける。

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芋の汁が手に付かないように気を付けて芋を切る。

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切った後、鍋で茹でる。(芋に箸が刺さる位まで)

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茹でたら、ざるに揚げる。            手で持てる程度まで内輪(うちわ)で冷ます。

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茹でた芋の皮をむく。

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ミキサーに、皮をむいた芋とゆで汁を入れる。   芋の形がなくなるまで混ぜる。

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のり状になったらいい。             たらいに移す。

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繰り返す。

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ミキサーが完了したら、よく混ぜる。

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ニガリ(炭酸ナトリウム)を数回に分けて入れながら、よく混ぜる。

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固まらないうちに、四角いバットの中に入れて平たく成形する

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バットのコンニャクが固まったら切り分ける。   沸騰したお湯に入れて

 切ったコンニャクを沸騰したお湯に入れ、30分程茹でる。上げて真水に入れ、2~3時間毎に水を変えてアクを抜く。6~7時間ほどさらした後、再度茹でてから召し上がってください。

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数日前に作ったコンニャクです。         山椒味噌が滅茶苦茶美味しい。

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アク取りのお湯を沸かしている間に、手巻きずしを作ってみました。

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お土産の白菜の漬物が滅茶苦茶美味しかったです。今回もご指南ありがとうございました。

コンニャクの作り方

レシピ

1,芋をたわしでよく洗い、手ごろの大きさに切る。
2,切った芋を茹でる。柔らかく(箸が刺さる程度)なったら、皮をむく。
3,その芋を、ゆで汁とともにミキサーでつぶす。
4,ボールに出し、ソーダ水を入れ、よく混ぜる。
  ※ソーダ水は、湯で溶いておいたもの。
5,混ぜた芋をバットに流し込む。
6,芋が固まったら切り分けて、沸騰したお湯の中に入れ、30分程度茹がす。
7,茹がしたコンニャクは、冷水に取り、一晩アクを抜く。
  ※アクの抜き方は、度々水を替えることが肝心。

材料

1,コンニャク芋..................1㎏
2,ソーダ...........................40g
3,ソーダを溶くお湯.........200㏄
4,茹で汁...........................2.5~3.0㍑