常道大日堂(加茂郷88ヶ所霊場第73番札所)

73ban1.jpg

常道大日堂(加茂郷88ヶ所霊場第73番札所)は、加茂町百々常道(ちのみち)の県道の道路脇の2mほど高い所にあります。本尊は大日如来です。高さ2m幅1m位の祠で、そばにいわれのある桜の木があります。(先達は木元林造さん)(2022年11月9日撮影)

73ban2.jpg73ban7.jpg

加茂郷88ヶ所霊場第73番札所

73ban3.jpg73ban4.jpg

本尊は大日如来です。

73ban5.jpg73ban9.jpg

加茂郷88ヶ所霊場第73番札所

73ban6.jpg73ban8.jpg

名木 熊谷桜
 源平争乱の昔、寿永三年(西暦1184年)一の谷の合戦の折の事、源氏方の熊谷次郎直実は平家の敦盛を打ち取った。年未だ十六・七歳の若武者である。
 一旦はこれを助けようとしたが、背後に迫る味方を見て、どうせ助からぬ命ならば、我手にかけて後世の供養をしてやろうと、涙をふるって首を落としたのである。
 武門の無情を感じた直実は、髪を切って蓮生坊と称し、出家入道となり、敦盛供養のため諸国を巡る道すがら、この地に立ち寄り、桜の杖を地に立てたものが根をおろし、熊谷桜と呼ばれるようになった。現在の古木は二代目と伝えられる。堂々部落・加茂町観光協会