観音寺(作東モミジ寺)美作市
観音寺本堂
当山は、天正7年兵火に罹災したが正徳4年中興第七世諦範上人が観音堂を再建立、のち文化元年に文暁法印が入母屋造り流れ向拝の現本堂を再建したが、草屋根の損傷が激しく約二百年を経た平成二年銅板葺により復元大修理を施工したものである。
御本尊は、木造十一面観世音菩薩坐像(秘仏)で宝永7年の記録によれば天平年間にこの寺を開創した行基菩薩の御作と伝える。
御開扉は、33年目ごとに行われ最近では昭和41年に高野山真言宗管長津田實雄大僧正の御親教により奉修された。(文:立札より)2014年11月16日取材
11月上旬にはもみじ祭りが開催されます。
観音寺(もみじ寺)(岡山県美作市万善261) 一石五輪塔
作東町指定天然記念物 観音寺の森
東作誌によるとこのあたりは江見の郷のうちで山家五か村を称して「山家の庄」といったという。その景観を今も残しているのがこの森である。
境内
本堂(美作八十八カ所霊場第9番)
鐘楼
境内
標高二百八十メートルの山頂にまとまった林相を形成していて、針葉樹林としては近郷で代表的なものである。
樹林はモミ・ツガ・スギ・ヒノキによる針葉樹林であるが他の植生は次のとおりである。
低木(常緑樹)アカラシ・フヨゴ・ヤブツバキ・シキミ・イヌツゲ・アセビ・ヒサカキ・ナワシログミ・ヤダケ・ナツアサドリ(落葉樹)アベマキ・ヨバノミツバツツジ・カマツカ・ガマズミガクウツキ他
草木 ヤブコウジ・マンリョウ・ジャノヒゲ・イタチシダ・トラノオシダ・ツルマサキ・サルトリイバラなど(文:立札より)
階段を下りると文殊洞(手彫りの洞窟)
文殊堂附近の景色
文殊堂附近の景色