慈雲山 密乗寺(真庭市)
当山は室町時代、山久世地内にある北谷寺屋敷に建立されました。その後、門所切尾峠手前に移築され、椿山一乗寺と号しておりました。天文23年(1554)に同寺を廃して慈雲山密乗寺と改名し、現在の地に移築されました。
ご本尊は、聖観世音で御徳は産授乳子育ての観音様として、近郷近在より参拝者が多数ありました。本堂の周りには、奉納されています手作りの乳房が多数吊るされていましたが、昭和27年本堂一部改修の折、いくつか浄焼されました。
至孝滝にある奥の院横には、不動明王が祀られており、毎年春にはお祭りがあり、多数の参拝者があります。参道には、四季により山つつじやシャクナゲ、秋は紅葉など色とりどりに包まれて、自然豊かな一帯です。(文:『高野山真言宗美作霊場めぐり』より)(2021年12月4日撮影)
当観音様は安産授乳(母乳、畜乳)子育ての観音様としてひろく世上に知れ亘っています。
縁起
おっぱいが吊り下げられています。 燈籠です。
境内の様子です。
本堂です。
境内の様子です。
立派な百日紅の木の根本は太くて中は空洞です。
境内横で祀られている末社神、宝篋印塔などです。
境内に咲く花がとても可愛い
お接待でいただいた紅茶です。