かがみの近代美術館(鏡野町)
かがみの近代美術館は、一部の画家は再評価されてはいるものの、その多くが忘却の彼方へ置き去りにされようとしている国内の"夭折・未完の画家"を中心に紹介しています。 館主がサラリーマン時代に人知れず収集したコレクションを並べた、誠にささやかな"自称美術館"ではございますが、少しでもこうした不遇の画家たちの顕彰の機会になればとの思いで開設させていただきました。
想えば、昔見た夭折画家展での『才能はあった、情熱もあった、ただ時間だけが無かった・・・』というフレーズが今も心の奥に残っています。願わくは、遺された小さな作品に、失われた可能性の大きさ、そして生きる尊さを感じていただければ幸いです。
尚、夭折そのものをテーマとするのではなく、残された時間が短かった若い画家たちが"どのように生きようとしたか"に主眼を置き、皆さまとともに思いを巡らせたいと思っております。