八木山 知足院 福泉寺(鏡野町)
当山は寺伝によれば、行基菩薩が諸国巡礼の折、当地に立ち寄られ自ら観音像を刻まれ安置、寺号を福岡山福泉寺とし、開創されたお寺です。
その後、弘仁年間には弘法大師も密教を広めるため、当寺に立ち寄られました。その折、寺号を知足院と改められました。そのため、当山は知足院ともいいます。
宝暦年間に落雷により火災となり、伽藍が悉く焼失してしまいました。
境内を現在地、米山に移して寺号を八木山福泉寺と称しました。本堂は文政二年(1819)、庫裏は明治元年の建立です。
石段の続く参道
仁王門
山門
客殿・庫裡
本堂
鐘楼
名木百選
名木百選
巨人の足跡
門前には巨人の足跡として知られている森の広場があります。句碑が多く建てられており、散策を楽しむことができます。
(文:『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より)(2019年9月28日撮影)