里山塾「きのこ鑑定会」(神代)

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 久米ロッジ周辺には、古代の蹉跌採集の遺構が残る様に、花崗岩や火山灰に由来する岩石が風化した赤土の上に形成された里山となっていて、燃料が石油・電気に取って代わられるまでは薪炭林としてアカマツやコナラが利用されてきた。
 現在コナラはその頃の名残の地際で複数本に分かれた株が多くみられるが、アカマツはマツ枯れの被害を受け表土の薄い場所以外では散見される程度となり、ソヨゴ等の雑木が茂ってきている。林床は落葉等の腐食が厚く積もった場所も多い。そのため当地で見られるきのこは、コナラ等のブナ科樹木と共生するものが多く観られ、この辺りで食用とされているアミタケやハツタケ等のマツ科樹木と共生するきのこは少ない。
 一方で腐植が増えた事で落葉や落枝を分解するきのこは多く観られ、倒木や切り倒された丸太にはサルノコシカケ類等の木材腐朽性のきのこが観られる。また、湿気が保たれている場所には冬虫夏草の仲間も数種類確認されている。(文:「宿毛山の自然観察」パンフレットより)(2020年10月11日撮影)

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 10月期の里山塾「きのこ鑑定会」の参加者は30名、講師は岡山キノコ研究会基礎講座を卒業された方々です。黒字は、食べられるか、食べられないか不明です。緑字は食べられるきのこ、赤字は、猛毒があるきのこです。採れたのは、地球温暖化のせいでまだ夏のきのこだそうです。

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食べられるきのこです。

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食べられるきのこです。

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ハツタケはおでんで食べると美味だそうです。

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 毒がある方が美味しいらしい。健全なきのこは苦いそうです。
健全なきのこでも人によってはあたる場合があるそうで、茹でて水にさらして食べるように。また、毒がついていても毒ではないきのこもあり、調べたら毒がない場合もある。どうも成分がにせ・えせ・もどき、なまえなし。売っているきのこは、どうやって食べるか聞くほうがいい。なめこは、本来熱を加えること、生で食べてはいけない。

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タマゴテングダケはモーツアルトが死んだ原因かもと言われている。              

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食べられない毒きのこです。

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食べられない毒きのこです。

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食べられない毒きのこです。

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食べられない毒きのこです。

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食べられない毒きのこです。

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鑑定中です。

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鑑定中です。

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黒色は、食べられるか、食べられないか不明のきのこです。

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食べられるか、食べられないか不明のきのこです。

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食べられるか、食べられないか不明のきのこです。

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食べられるか、食べられないか不明のきのこです。

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ゴンゲンダケはあまり出てこない珍しいタケだそうです。

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きのこの切り口です。

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ショウロを半分に切ったところです。
 ショウロがある所は樹木がよく育つと言われている。黒松にショウロの胞子と炭をつけたらよく育つらしい。出雲大社の松が弱ったときにショウロの胞子と炭をつけたら元気になったそうです。

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色々な種類のきのこが採れました。

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沢山のきのこが採れてみんなでワイワイ楽しそうに鑑定中です。