春季企画展「資料が秘めた物語Ⅲ」

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 津山洋学資料館 春季企画展「資料が秘めた物語Ⅲー洋学者がみた西洋文化ー」が、令和3年3月13日~6月13日まで開催の予定でしたが、岡山県に「緊急事態宣言」が発令(6月20日まで)され各公共施設が閉館となってしまいました。その前に取材していた様子です。(2021年3月19日撮影)


 江戸時代の洋学者たちは、西洋から医学や植物学、化学などの新しい学問を受容しました。また、学問だけではなく、西洋の衣・食などの文化にも関心を持って、様々な記録を残しています。そうした記録は、洋学者たちの研究活動のもとになった好奇心や探求心・観察力を伝えてくれます。
 今回の企画展では、『解体新書』が刊行され、江戸で蘭学が花開く中で催された蘭学(洋学)者たちの宴「新元会」、そして幕末から明治時代にかけての「鉄道(蒸気機関車)との出会い」という二つのテーマで、資料に秘められた洋学者たちの「西洋文化・文明への好奇心」を読み解いていきます。洋学者たちのワクワクした気持ちを追体験していただく機会になれば幸いに存じます。(令和3年3月13日津山洋学資料館)
 

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ペリーが献上した鉄道模型            1854年(嘉永7年~安政元年)

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プチャーチン来航、ペリー最初の来航       広がる鉄道模型の情報(蒸気車略図)

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世界地理書に登場する鉄道            津山線開通と磯野計

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 資料にひめられた物語(れきし)をひもとく企画展の3回目。今回は「洋学者がみた西洋文化」をテーマに、江戸時代に『解体新書』が刊行されて江戸で蘭学が花開く中で催された洋学者たちの宴「新元会(オランダ正月)」、そして幕末から明治時代にかけての「鉄道(蒸気機関車)との出会い」という2つの物語を紹介します。主な展示資料 森島中良著『紅毛雑話』、宇田川榕菴蘭文賛「ヒポクラテス図」、「鉄道独案内」、「蒸気車略図」など約50点

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開国後、来日した外国人を描いた横浜絵

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新橋ー横浜間の鉄道開業(鉄道独案内)      オランダ人の定宿 長崎屋

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西洋と東洋の医学の祖              オランダの軍服や装備を紹介

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オランダ正月(複製)              オランダ正月の献立は・・・

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お酒の空き瓶も珍重(ガラス製角瓶19世紀)     津山に伝来した西洋のガラス

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渡来薬の正体は・・・              食用の牛や豚を紹介

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