油地蔵(勝央町 壽福山 東光寺)

aburasyoo3.jpg

油地蔵(岡山県指定重要文化財)
 字 石佛の土中より堀り出されたもので旧県道沿いに安座していたものを大正14年東光寺山門前に移したもの。花崗岩の上部を舟形におとし佛像を刻んでいる。右手には錫杖、左手に宝珠を持つ延命地蔵の相で重厚の感じの像容である。
 左に「庚暦二庚申二月二十九日亥午後」(1380年)右脇に願主円佛敬白の銘がある。油をかけると如何なる難病にも御利益があると云われその為、油地蔵と呼ばれている。
 県内外からの参拝者も多い。昭和34年1月13日、県の重要文化財として指定される。

aburasyoo1.jpgaburasyoo2.jpg

東光寺参道に吉田の油地蔵堂があります。

aburasyoo27.jpgaburasyoo8.jpgaburasyoo22.jpg

全長186cm 像高98cmの石造地蔵菩薩立像(油地蔵)

aburasyoo7.jpgaburasyoo25.jpgaburasyoo23.jpg

「御祈願された油で製造された石鹸です。御自由にお持帰り下さい。」

aburasyoo10.jpgaburasyoo11.jpg

壽福山 東光寺縁起
 高野山真言宗寺院。 院号は寶階院という。
 聖武帝(724年)の朝僧 行基が諸国巡礼錫の途中吉田山を霊地と感じ御堂を建立木像の阿弥陀佛を彫刻して「東光の照らすめぐみに色そへて 自在の花もゑみをふくめる」という和歌一 首を添えて納める。その後修行僧空海この阿弥陀堂に参籠し般若心経を書写して納める。(現在同寺の宝物として保存されている)その後、慶長17年 (1611年)僧良快同寺を再興して東光寺と称す。
 本尊は無量壽如来(阿弥陀如来)で美作八十八ヵ所霊場第十番札所である。
 鎮守は弁才天である。当山の裏山一帯に東光寺八十八ヵ所ミニ霊場が寛政年間に設けられ参拝が絶えない。(2016年2月4日撮影)(文:東光寺パンフレットより)

aburasyoo12.jpgaburasyoo13.jpg

八十八ヵ所霊場
 植月中村長尾山誠心院保泰弾は勝間田郷を四国の全土に模倣して寛政2年(1790年)四国に在る弘法大師の霊場を模し勝間田郷に設けた。
 その後各村のものを東光寺に集めて勧請し後に八十八ヵ所霊場として現在に至っている。

aburasyoo19.jpgaburasyoo18.jpgaburasyoo16.jpg

不動明王                            鐘楼