妖精の森ガラス美術館と夏期企画展~幻硝世界~

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 妖精の森ガラス美術館は、平成18年に鏡野町が建設した世界で唯一の「ウランガラス」をテーマにした美術館です。ウランは19世紀から20世紀にかけて、欧米や日本でガラスの着色に使われていました。紫外線が当るときれいな緑色の蛍光を放つことから、当館では、地元、人形峠のウランを用いたガラスに「妖精の森ガラス」という名前を付けました。 小さな美術館ですが、展示室で19世紀ボヘミアやエミール・ガレの名品に出会い、工房でガラス作りを体験し、アートショップでお気に入りのガラスを探すなど、さまざまな楽しみ方ができます。ウランガラスの神秘的な輝きをお楽しみ下さい。
妖精の森ガラス美術館 館長/畠山 耕造 (2017年8月6日撮影)

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妖精の森ガラス美術館では、

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美術館オリジナルグッズやガラス作家の作品を購入できるショップ。また、体験ができます。

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この六角形のロシア皇帝のコブレット(脚付杯)は、1880年代にロシアで作られたもので、ウランガラスの素地前面にエナメル彩で植物模様が描かれています。

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コンポート(イギリス)             「花蝶文化器」エミール・ガレ

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水盤「生命の流れ」紫外線が当るときれいな緑色の蛍光を放つウランガラス

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紫外線が当るときれいな緑色の蛍光を放つウランガラス

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コブレット                           ワイングラス

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紫外線が当るときれいな緑色の蛍光を放つウランガラス


2階の企画展示室

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前頭灯(1920年代 米国の蒸気機関車用)     ウランガラスの神秘的な輝き

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写真左:ガラス作家 故石井康治さんの作品
写真右:妖精の森ガラス美術館 平成29年度夏期企画展 野上真理子 幻硝世界(げんしょうせかい)<2017.7/12→10/16 2階企画展示室>

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野上さんは、大学卒業後にバーナーワークを始め、現在は主に酸素バーナーとホウケイ酸ガラスを用いて繊細なガラス作品を制作されています。また、独創的なアイデアとそれをかたちにしていく確かな技術を評価され、ガラスを始めてわずか6年でバーナーワーク専門誌の表紙を飾るという新進気鋭の若手作家だそうです。

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華やかな妖精や花々、また、うさぎや猫などの動物たちの可愛いこと。