狩野 久先生と石舞台古墳を巡る

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2016年4月24日「狩野久先生と巡る飛鳥の旅」行程の一つ、石舞台古墳を見学してきました。
石舞台古墳の解説
 この石舞台古墳は、横穴式石室を持つ方形墳で、築造は7世紀の初め頃と推定されます。既に古墳上部の封土は失われ巨大な天井石が露出した姿になっています。被葬者は不明ですが、6世紀後半にこの地で政権を握っていた蘇我馬子の墓ではないかといわれています。

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 昭和8年と10年に本格的な発掘調査が行なわれ、その結果、玄室の長さ7.7m、幅約3.5m、高さ4.7mで大小30数個の花崗岩が使用されており天井に使われている石の重さは、北側が約64t、南側が約77t、総重量は約2,300tという大規模な古墳であることが判明しました。

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石舞台の名の由来
『石舞台』の名の由来については、一般には石の形状からとされていますが、昔狐が女性に化けて石の上で舞を見せた話や、この地にやって来た旅芸人が舞台がなかったので仕方なくこの大石を舞台に演じたという話もあります。(文:石舞台古墳のチケット裏解説より)

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天井石の隙間から注ぎ込む光で室内は意外と明るい。

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石舞台古墳はこうしてつくられたと考えられています。

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遠方より石舞台古墳を見る            石舞台古墳の復元石棺