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2024年11月17日(日)~12月1日(日)津山市城東ギャラリー飯田に於いて「津山城東リノベーション展」+「第10回アーキテクツ・オブ・ザ・イヤー アンダーリノベーション津山巡回展」が開催され、最終日の12月1日に伺って来ました。
アーキテクツ・オブ・ザ・イヤー展は、2015年にスタートし、毎年異なるコミッショナーが独自の観点とテーマをもって選定した若手建築家による展覧会です。第10回となる今年は、京都大学大学院教授トーマス・ダニエル氏をコミッショナーに迎え、「UNDER RENOVATION」のテーマのもとに9組の建築家が選定されました。各建築家の作品は、古い建物の改築や増築によって、形、空間、素材の新しいハイブリッドを生み出しており、調和とコントラストを生み出すさまざまなテクニックを披露しています。
津山市城東地区もまた、重要伝統建築物が建ち並びながらも、新しい空間と機能を生み出すリノベーションが街全体で進んでおり、新旧が渾然と調和した様相を見せています。今回のアーキテクツ・オブ・ザ・イヤー展のテーマと合致することから、津山街デザイン創造研究所の招きにより、城東地区のリノベーションの紹介と併せて津山市で巡回展を開催することとなりました。
本巡回展では、9組の建築家の作品、城東地区のリノベーション、岡山県で活動する2組の建築家の作品に加え、建築家のル・コルビュジェが設計し、現在日本建築設計学会が所有するコンクリート船「アジール・フロッタン」も紹介します。ル・コルビュジェの元で働いた吉阪隆正は津山出身の洋学者・箕作阮甫の子孫であり、津山はル・コルビュジェにゆかりのある地であるため、今回の巡回展で展示することとなりました。
城東地区では、出雲街道に面し、津山城の防衛のため大きく鉤型に曲げられた「大曲り」の敷地にあった歴史的建物が焼失し、現在放置されたままとなっています。この焼け跡に、地域再生のシンボルとして地域再生核施設を建設し、その他の空き家の改修も含めて、城東地区を国際的にアピールできる「建築のまち」とすることを津山街デザイン創造研究所とともに構想しています。また、来年にはアジア各国で建築を学ぶ学生たちが参加する「アジア建築学生ワークショップ」を城東地区で開催することも計画しています。城東地区の街全体としての様々なリノベーションの可能性を、今後共継続的に探っていきたいと考えています。
一般社団法人 日本建築設計学会(文:パンフレットより転載)(2024年12月1日撮影)
会場となる飯田邸は大正5年に店舗兼住宅として建てられました。
「風の奏の君へ」大谷健太郎監督、飯田節夫氏、大和田廣樹プロデューサー、山本昇津山街デザイン創造研究所代表も来られていて熱心に見学されていました。
特別展示: ル・コルビュジエ設計の船「アジール・フロッタン」
津山城東リノベーション展+アーキテクツ・オブ・ザ・イヤー アンダーリノベーション津山巡回展
津山城東リノベーション展+アーキテクツ・オブ・ザ・イヤー アンダーリノベーション津山巡回展
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【会場】津山市城東ギャラリー飯田(岡山県津山市中之町39)
【入場料】無料
【企画】京都大学ダニエル研究室
【主催】一般社団法人日本建築設計学会
【共催】津山街デザイン創造研究所
【会場協力】飯田節夫
【コミッショナー】 トーマス・ダニエル
【ディレクター】林陽一郎
【コーディネーター】竹口健太郎
【アドバイザー】竹山聖
【プロデューサー】遠藤秀平
【協力】Echelle-1、岡山大学川西研究室、ダブルスタイル・エイト、リストワールインターナショナル
津山城東リノベーション展+アーキテクツ・オブ・ザ・イヤー アンダーリノベーション津山巡回展
津山城東リノベーション展+アーキテクツ・オブ・ザ・イヤー アンダーリノベーション津山巡回展
パンフレット