箕作家の歴史研究 ―西洋史はどう伝わったか―
津山洋学資料館 夏季企画展 箕作家の歴史研究 ―西洋史はどう伝わったか―
会期:7月6日(土)~ 9月16日(月・祝日)
津山藩の洋学者箕作阮甫は、養子となった省吾とともに、地理書『坤輿図識』を刊行し、世界の国々の歴史についても紹介しました。また、阮甫の初孫である麟祥は、フランス法学や経済学を学び、法制官僚として活躍するかたわら、『万国新史』を刊行し、世界の歴史を綴りました。
同じく阮甫の孫で、麟祥の従弟にあたる元八は、二度のドイツ留学を経て東京帝国大学文科大学(現 東京大学文学部)西洋史学科教授となりました。元八は『フランス大革命史』をはじめとする多くの歴史書を著わし、それらの本を皇太子時代に愛読した昭和天皇は、のちに「最も偉大な影響を受けた」と語られています。(文:津山洋学資料館HPより一部抜粋)(2019年7月14日撮影)
『万国新史』
『八紘通誌 初編』(箕作阮甫 述) 『地球説略』(箕作阮甫 訓点)
『坤輿図識補』(阮甫と省吾の合作) 『新訳和蘭国全図』(複製)(箕作阮甫 序)
写真左『西洋史講話』『教科適用西洋歴史小地図』(箕作元八 著)
写真右『第十八世紀仏蘭西文化史・社会主義運動史』箕作元八の遺稿の合本(箕作元八 著)
『世界大戦史』(前編)(箕作元八 著) 『世界大戦史』(後編)(箕作元八 著)
『フランス大革命史』(前編)(箕作元八 著) 『フランス大革命史』(後編)(箕作元八 著)