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津山郷土博物館企画展「郷土の刀剣―新刀から現代刀まで」

2022年2月19日(土)〜 2022年3月21日(月)まで、津山郷土博物館3階展示室で、津山郷土博物館企画展「郷土の刀剣-新刀から現代刀まで」が開催されました。
日本美術刀剣保存協会岡山県支部津山分会の協力のもと、江戸時代初期、津山藩の12人の刀工によって作られた新刀から、現代の刀工によって作られた現代刀まで、郷土津山ゆかりの刀剣類など37点が展示されました。(2022年3月11日撮影)
郷土の刀剣 郷土の刀剣展示風景
郷土の刀剣展示風景
日本刀の製作工程 津山藩の刀工(展示作品)概略
鉄の種類 鍛冶研ぎ
兼先系図 志津兼景系図
多田系図 細川系図
刀といえば備前地域が有名ですが、美作地域も、古代より鉄生産が盛んな地域で、鎌倉時代から室町時代にかけての刀工も知られております。ただ、実在するものはごくわずかのようですので、今回は森忠政が、津山に入封以降の新刀や松平家の時代の新々刀を中心に展示しております。これらの中には文化財指定を受けたものや重要刀剣もあります。
また、現代刀として、松平家に伝来した、童子切安綱(国宝)や石田正宗(重要文化財)の写し刀など現代の刀工による刀も展示しております。その他、鐔や小柄など関連品も展示しておりますので、この機会に美作の新刀から新々刀の世界をご堪能いただければと思います。(文:津山郷土博物館 館長 小郷利幸)(2022年3月11日撮影)