サムハラ神社奥の宮(旧鎮座地)
金刀比羅神社を少し上に上った所を右折すると、元サムハラ神社が鎮座されていた祠があります。古より古祠があり、中に石があり何と書いてあるかはわからぬというが、古老はサムハラ様のご神体であると言っていた。田中富三郎氏は、昭和10年(1935年)郷里の日詰山の金刀比羅神社近くにあって荒れていたサムハラの祠を復興するも翌年には岡山県特高課から無許可神社として取り締まりを受け、自主的に撤去しました。今から約80年前です。戦後、昭和21年(1946年)にサムハラ神社奥の宮は再び田中富三郎によって再建されました。それがこの祠です。その後、日詰山の金刀比羅神社近くの現在地に遷座されました。案内してくださったのは金尾文正様です。(2017年6月22日撮影)
田中富三郎氏の故郷にあるサムハラ神社奥の宮
岡山県津山市加茂町中原の日詰山の金刀比羅神社
金刀比羅神社を少し上がった所を右へ下っていく道を進みます。
旧サムハラ神社奥の宮の祠です。まだ、当時の御簾は残っていました。
更に進むと左手に屋敷の倒壊した後がありますが、これはお籠り堂跡だったそうで、近くの方々が代満(しろみて)などの時に飲食をしてお互いの苦労を労っていました。
木々の間から加茂の町が見え隠れしています。
ご親切にありがとうございました。