上村(地域別/津山市/勝北地域)

大日如来(上村・新野山形)

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 牛が病死すると、万人講と言ってみんなで少しづつ金を出し合って供養を行う。またその金の一部を残し次の牛の購入代金の足しにする習わしはどの村でも行われた。
 農家では「牛は主人の身代わり」とも言われて、死んだ牛が家の災難を背負っていったという意識が強かった。死んだ牛の供養のために村では、馬頭観音や大日如来の像や文字を刻んだ石碑を村境などに建て、牛の供養や安全を祈願した。
 村の大日様・大日如来をもって牛の守り本尊とする習わしは、岡山・鳥取・島根の一部の地方に限られた信仰と言われており、牛は農家の経済にとって重要な存在でどこの家でも俗に「内厩」と言って母屋の内に牛舎を設け、家族同様の扱いがなされた。
 石碑に刻まれた大日如来の文字の力強さは牛に対する慈悲が込められている。

(文:勝北公民館発行『勝北むらの石仏』より)(2019年2月12日撮影)

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ガーデンカフェモコさんのバラの花です。

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 2019年5月 津山市上村にある流郷さんが経営されている「ガーデンカフェモコ」さんへバラのお花を訪ねてやってきました。
 流郷さんの奥様がお店を始める2年程前に、熊山のイングリッシュガーデンを見に行ってバラの花に感激したそうです。そこからバラに興味を持ち、庭にバラの花のあるカフェを作ろうと思い立ち、ガーデンカフェモコを作ったそうです。ご主人の助けも借りながらバラの花を植えられて4年目になるそうです。

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赤堀さん宅のバラ園です。(上村)

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 2019年5月22日、津山市上村の赤堀さん宅へバラの花を拝見しに行ってきました。
なんと今年は庭の作りが大幅に変わっていてびっくりしました。(2016年の様子)このバラ園は奥様がお花好きでコツコツ育ててこられたそうです。今年は小さくなってしまったバラもあるそうですが、新たに植えられたバラが勢いよく大空に向かって沢山の花を咲かせています。

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馬頭観音(杉の宮・上村)

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 馬頭観音は大日様を本願とする馬の供養塔として建てられたものである。村にある2基の馬頭観音はどちらも建立年代が遅く、牛の守り神である大日様の石碑よりも数も少ない。
 この地方の農村はやはり牛が中心であって、近世になってから耕馬の導入が多くなり、そのため建立の時期とも符合するように思われる。
 馬車などの運搬手段による馬の利用が多くなり、一部の農家にとっては大きな収入源でもあった。牛の供養と同じように、死んだ馬の供養とともに無病息災を願い、大日如来の「種子」が石碑に刻まれている。

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朝吉神社(上村)の秋祭り

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 2018年11月3日の朝吉(あさよし)神社の秋祭りの様子です。この小さな町内でも若い担ぎ手が育っているようで頼もしいなと感じました。是非、いつまでも続いてほしい風物詩です。
 11月3日は旧勝北町の神社が一斉に秋祭りをする日です。昔はそれぞれ違っていましたが、近年になって同じ日にしようという事になったそうです。すぐ近くでは、昭和52年4月8日、岡山県重要無形民俗文化財として県の指定を受けている新野まつりが同時刻に行われています。また、すぐとなりの西賀茂神社でも秋祭りが行われていました。

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ツクバネガシ(上村)

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 社殿の左手にある1号樹、そのすぐ後の2号樹、また社殿の右手と奥にも見かけられる。1号樹の根元は空洞になっており、永い年月を経たことを物語っている。
1号樹 目通周囲2.42m、根元周囲4.20m、樹高20m、推定樹齢250年
2号樹 目通周囲1.55m、根元周囲2.42m、樹高20m、推定樹齢200年
 ツクバネガシは、日本と台湾に自生する暖帯性のカシで光沢のある葉が、正月につく羽根に似て、枝の先端から4枚の羽根のような葉がでている。
 県下のツクバネガシの自生地では、ここが北限といわれる。
勝北町上村 朝吉神社/町文化財(天然記念物)/昭和55年4月1日指定
(文:『勝北町の文化財と石造美術』より)(2018年8月26日撮影)

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王子御塚社(後南朝第三代忠義天皇陵)

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王子御塚社の由来(後南朝第三代忠義天皇陵)
 1442年(嘉吉2)99代後亀山天皇長男小倉宮良泰親王第四皇子尊義親王、植月御所で即位、御南朝高福天皇と称し年号を天晴と、改元1446年2月15日高福天皇第二皇子忠義親王誕生、1458年第二代興福天皇崩御の後、第三代忠義天皇と称し即位、その後10年、1467年京郷に応仁の乱起こり、山名宗全が忠義天皇を京都に迎え、1471年京都北野梅松院に入御の後、安山院に天皇ろとして遷座ましますが応仁の乱後、山名刑部少輔清成と共に植月御所に遷幸、皇子尊朝親王に譲位し金森山新蔵坊(新善光寺)に隠居をなし禅定法皇と称す、1480年(文明12)3月17日、35歳にして崩御、この地に葬れりと伝えられる。平成8年10月8日 謹書(文:案内板より)(2018年1月6日撮影)

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赤堀さん宅のバラの花

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2017年5月29日旧勝北町にある赤堀さん宅のお庭を拝見してきました。今年は少しバラの花のつきが悪かったそうです。お庭にはバラの鉢が沢山並んでいます。その中には珍しい色のバラがいますし、色とりどりのバラの花が昨年同様綺麗に咲いていましたよ。それに、大きなスモークツリーの木にはお花が咲いていました。

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赤堀さん宅のお花畑とバラの花

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2016年5月27日に津山市上村の赤堀さん宅のお庭を拝見してきました。お庭に入るとすぐバラの香りがほんのりとしてきました。今年は所狭しと植えられているお花が丁度満開状態で迎えてくれ、とても嬉しかったです。これだけお手入れするのは大変な作業だといつも感心しております。(前回の取材の様子)

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津山市上村 赤堀さん宅のバラです。

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赤堀さん宅のバラ(2012年5月30日取材)
津山市上村319-1(旧勝北町)にある赤堀加津枝さんが育てているバラです。お花の好きな赤堀さん宅の庭にはバラをはじめ四季には色とりどりの花々が咲いています。今年もバラが見事に咲いていました。(2009.5.27の様子はこちらをご覧ください)

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