室尾神社(三宝神社)(加茂)
室尾神社は、青柳室尾の寺山に在り、祭神は『上加茂村誌』によると、大己貴命・大山紙命・木花咲耶姫命となっているが、『作陽誌』は、父国玉命・事代主命・宇賀魂命だといい、「此神はタタラ師の持来りし神なりと 故に金鋳護の神といふといふ 又山の神ともいふ」と記している。
また『上加茂村誌』によると、元禄八年神紙吉田家の神社録に加入され、室尾分の氏神として崇敬せられ、その後明治九年に社号を三宝神社と改称し、さらに同 四十二年に室尾内の山神社、直日神社を合祀した後、大正二年上加茂神社に合祀された。しかし、昭和二十四年室尾内の氏神として再び室尾に遷座され、氏子二 十八戸によって支えられている。なお、神器として剣一振があり、延宝・享保・延享・明和・享和の軒札五枚があると『上加茂村誌』は伝えている。(『加茂町 史』神社と寺院より)2012年9月20日取材
室尾神社(三宝神社)の参道と鳥居
鳥居と神楽殿
拝殿と本殿
室尾神社横
虚空蔵様