鬼子母神(西中)

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 鬼子母神は、もとは幼児を捕えて食べる悪鬼女であったが、自分の子供が奪われたことから改心して、のちには子女を庇護する善神となった。
 生んだ子供が五百とも千ともいわれ、このことから出産・育児の神としての信仰がある。その像容は諸児を抱き従える天女の姿であるが、時には鬼神を示す場合も見られる。
 鬼子母神は左手に一子を抱き、右手に吉祥果を持つ立像が多く見られる。

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鬼子母神(西中 法光寺)
寸法 高さ100cm
造立年代 大正九年十月(1920年)

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法光寺(2019年2月2日・5日撮影)