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八木山 知足院 福泉寺(鏡野町)

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  当山は寺伝によれば、行基菩薩が諸国巡礼の折、当地に立ち寄られ自ら観音像を刻まれ安置、寺号を福岡山福泉寺とし、開創されたお寺です。
 その後、弘仁年間には弘法大師も密教を広めるため、当寺に立ち寄られました。その折、寺号を知足院と改められました。そのため、当山は知足院ともいいます。
 宝暦年間に落雷により火災となり、伽藍が悉く焼失してしまいました。
 境内を現在地、米山に移して寺号を八木山福泉寺と称しました。本堂は文政二年(1819)、庫裏は明治元年の建立です。 

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台風19号の広戸風により被害を受けた奈義町の大イチョウ

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 2019年10月の台風19号で奈義町の菩提寺にある大イチョウも大きな被害を受けてしまいました。
法然上人が学問成就を祈願して挿した杖が芽吹いたといわれている大イチョウは、高さ約40m、目通り幹囲約13m、樹齢推定900年といわれ県下一の大樹で国の天然記念物に指定され、また全国名木百選にも選ばれています。その大イチョウが今回の台風19号の広戸風により、大きな太い幹が無残にもボキボキ折れてとても痛ましい姿になっていました。現場で作業をされていた方が、「自然の力というものは脅威で、とても考えられない力です。」と語っておられました。早く治療ができますよう祈っていました。(2019年10月25日撮影)

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「日本の棚田百選」上籾の棚田でYOGAイベント

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 2019年10月5日 、偶然に通りかかった「日本の棚田百選」上籾の棚田でテントを張って楽しそうな声がしていたので少し立寄せていただきました。なんでも、株式会社パソナグループ、上籾みろく農場協議会主催の復元した棚田のあぜ道を活用したイベント『棚田YOGA in 岡山県上籾棚田』があり、「Awaji Art Circus」に参加する世界12ヶ国22人のアーティストによるパフォーマンスなどもあったようです。

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男女山 金光院 吉祥寺(鏡野町)

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 当山はかつて七百有余年の昔、男山(おんやま)の東麓に山を負い、香々美川を眼下に堂・伽藍の荘厳さは、想像に絶するものであったといいます。
 しかしながら、慶長年間に暴風雨のため、男女山の半腹より崩壊し、境内・外の土地、建物及び什器を流失するところとなりました。そのために字旧寺に移しましたが、その後再び洪水のために流失し、今の地に移しました。
 明和三年(1766)、観深上人が堂宇を建立し、大変壮観であったといいます。残念なことに明治十三年火災により焼失し、堂宇を再建しました。
 平成十六年より堂宇・境内の整備事業を行い、伽藍の荘厳大いに整い、現在に及んでおります。
(文:『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より)(写真:2019年9月16日)

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蕎麦尾山 光明院 金剛頂寺(鏡野町)

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 当山は、大宝三年(703)の開山と伝えられています。開基は不詳ですが、一説に鑑真和尚の説があります。
 弘法大師が美作路を巡錫の道すがら、蕎麦尾山に立ち寄られ、しばらく足を留め修業をされましたが、その折、近くの岩の塊を祈念し、手に持てる五鈷で岩角を打つと、忽ち澄み切った水がほとばしり出ました。大師は傍らに八大龍王及び弥勒菩薩を祀り、この霊水を本尊に供えられました。以来この霊水は、弘法大師の閼伽池として後世に伝えられ、今も霊水の枯れることなく現存しています。
 平安、鎌倉時代には特に栄え山上には伽藍がそびえ、参道の途中には小堂が建立され、高野山になぞられてこの堂を女人堂といい、当時女性はこの堂までしかお参りできませんでした。
 慶長十一年(1606)、当時の住職快秀が、ある夜の夢に、「この寺には以前銘鐘があったが、地中に埋められている。早く掘出しなさい。鐘のある場所は浴室の側の芭蕉の根元だ。」と告げて消え去りました。夢から覚めた住職は早速芭蕉の根元を掘ると、五尺余りの見事な梵鐘が出てきました。その銘には「美作国蕎麦尾山光明院 法界衆生平等利益之為也 嘉元四年(1306)丙午年正月二十八日」と刻まれていました。嘉元四年は鎌倉末期であります。
 戦前地元に良い音色を響かせ親しまれていた銘鐘も、戦時中に供出させられ、今はありません。

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法崋山 大円院 弘秀寺(鏡野町)

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 当山は神亀元年(724)行基菩薩の開基と伝えられ、正平七年(1352)近衛関白経忠公を葬り、菩提寺となりました。今でも子孫のお参りがあります。
 昭和16年までは法華山大円寺であり、現在の奥の院は天楽山弘秀寺といいました。昭和17年に、二ヵ寺を一ヵ寺にして、法崋山弘秀寺と改めました。
 その昔は、大円寺と弘秀寺の間に十二坊のお寺がありましたが、消失してしまいました。寺名は残っております。(文:『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より)(写真:2019年9月29日)

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明徳山 上野寺(鏡野町)

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 当山は、天平年中に行基菩薩が一刀三礼により、本尊を勧請し、一宇を創建したと伝わります。
平安朝の一條天皇の時代に、陰陽博士清明・道満の二人が日本興地図を納めるために、数日当山にとどまり、石函を作り地図を納めたといわれ、石を切り出した場所にお寺が建立され、上野山明徳寺と号しました。
 戦国乱世の天正九年(1581)、毛利軍の西屋城攻略の戦火に巻き込まれ、堂宇全て灰燼と化しますが、慶長年間、釈龍圓上人により中興再建され、この時に寺号と山号を入れ替え、明徳山上野寺と改称されました。
 寛政年中の『寺院本末帳』には「西々條郡函村妙徳山世尊院上野寺」との記述も見え、時代の変遷を経て、現在の地に法灯を伝えております。(文:『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より)(写真:2019年9月15日)

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別所山 無量壽院 安養寺(鏡野町)

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 当山の開祖は、嵯峨天皇の時代嵯峨山と伝えられていますが不詳です。播磨の三木城主別所家の菩提所として再建され、別所寺と呼ばれていました。
 天正八年(1580)正月に三木城が落城し、別所長治自刄の翌年、宇喜多和泉守直家により別所山安養寺と命名されました。慶長の初め、快鏡上人により再興され、度々の災禍の後、弘化三年(1846)に日笠快道上人が新住され、私財をもって本堂、庫裡を再建され、宝筺印塔を建立、西国三十三観音を勧請、野津羅井堰築堤して水路を開くなど、中興の祖となられました。久田村安養寺の略歴です。
 平成五年、もとは旧奥津町土生にあり、奥津ダム建設のため当地を得て再建、平成十年四月に落慶しました。
 本尊は、阿弥陀三尊です。他に鎌倉後期の等身大十一面観音、室町期の不動明王ほか、聖観音、弁財天、毘沙門天などを祭祀してあります。西国三十三観音は南の山、岡山から北の山、天王ノ木にかけて勧請し、遊歩道も整備してあります。(文:『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より)(写真:2019年9月16日・20日)

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竜堂山 瑞泉院(久米南町)

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竜堂山 瑞泉院(第二十二番)
 当山は元、竜堂山阿弥陀寺といい、弘仁十二年(821)三月、玄昉末流賢景がこの地の一草堂(古御堂)に掛錫した折に、弘法大師の作と伝えられる阿弥陀堂を発見したことに始まります。昼夜禅定修観を凝らしていたところ、一夜本尊を夢の中に感得するところとなり、四年後に阿弥陀寺が建立されたと伝えられています。ところが明治五年に無住無檀のため、ひとたび廃寺となりました。
 その後、竜王山城主・岸備前守氏秀の祈願所となり、墓所も当山に設けられました。
 しかしながら、朝夕聞き慣れた鐘の音を慕って、有徳の人々が本尊供養と旧蹟保存を志すところとなります。
 岸氏の末族を初め、心ある信徒らが勧進に動き、明治二十五年十月、高野山より瑞泉院を移転し、現在に至っています。
 仏頂山興禅寺跡(三村家親供養塔)
 永禄九年(1566)、備中成羽城主・三村家親が、兵六千を率いて本陣を興善寺におき戦死しました。供養塔が興善寺跡(下籾一四八一番地)にあります。時代が下って明治四十四年の六月に、瑞泉院と合併しました。

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川柳公園(久米南町)

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紫雲山 光嚴院 泰西寺の奥の院
 元の西山寺跡には足王大権現を祀り、泰西寺の奥の院・川柳公園として信仰に観光に脚光を浴びています。(泰西寺から約五百メートル、句碑約三百基が建ち並ぶ日本一の川柳公園です)

季節にはサクラやツツジが咲き競う美しい丘の上の川柳公園は、久米南町のシンボルゾーン。300基以上の句碑を楽しみながらゆっくり歩いてみませんか?川柳の小径は川柳公園に続く遊歩道。公園までのおよそ200mの登り道を木立の脇に建てられた句碑に導かれるようにして進みます。句碑はすべて自然石で、刻まれた句は地元柳人だけでなく、全国からの応募作や著名人のものも多く、読みごたえがあります。(文:久米南町HPより)(2017年4月16日撮影)

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