新善光寺の六体地蔵(津山市中村)

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 六体地蔵はいづれも墓地の入口などに建てられており、この世を去った人々が弥勤の現れるまで迷わぬよう墓地のそばで見守っている。
 地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界の六つの世界を指し生まれ変わり、死に変わる迷いの世界で苦しむ人々をそれぞれの菩薩がそれぞれの苦しみによって救済するといわれ、室町時代にはじまり江戸時代にはいろいろな形状に造られるようになった。町内のものは、いづれも舟形半肉彫りの整ったものがおおい。

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新善光寺の入口より少し入った所にあります。

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(文:『勝北町の文化財と石造美術』より)(2018年8月18日撮影)