地蔵菩薩(原・大西)

onishi-jizou5.jpg

 地蔵菩薩と呼ぶより「お地蔵さん」と言って親しまれている。地蔵が六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を巡って衆生を救うという信仰に基づくもので、石の地蔵さんを全国各地で見かける事ができるのは、庶民の広い信仰を物語っている。
 像容は比丘形といって剃髪頭で、如来と同様に衲衣(ころも)をまとい、右手に錫杖・左手に宝珠の姿が一般的であるが合掌像もある。
 彫り方は丸彫り・浮彫り・線彫りがあり像容には立像・坐像がある。鎌倉時代になってから各地で造られるようになり、江戸時代になると現世利益を念願とする民間信仰と合流し、現在に見られるような多様な地蔵が各地で信仰されるようになった。
 俗称で呼ばれている地蔵は多種であり願望が延命・治病・息災・安産・育児・豊作と多岐にわたり、また地蔵と子供のつながりは古くから子供守護としての結びつきも深くある。

onishi-jizou8.jpgonishi-jizou1.jpg

昔むかしには温泉が出ていたと伝えられている所だそうです。

onishi-jizou6.jpgonishi-jizou4.jpg

薬師の地蔵さま(大西)
寸法 高さ90cm
造立年代 不詳
別名 割れ地蔵

薬師の地蔵さま(大西)

gadeike-bosatsu3.jpggadeike-bosatsu2.jpg

羽出池の地蔵菩薩(原)
寸法 高さ125cm
造立年代 明和三年(1766年)
在銘 明和三年一月 日 植月北村西勝加茂安井村 勝加茂原分