日吉神社(宮部上)

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日吉神社 大字宮部上
 此の社の由緒は拝殿の額によると、祭神は大山紙神で、嘉吉年間、山名教清が岩屋城を築くに当たり、その部将を派して此の地に城塞を築き、近江の国坂本から山王権現の分霊を勧請して守護神としたのが此の宮の起元である。その後兵乱により城塞は失われ此の神社のみが山上に残っていたものを、江戸中期に至って此の地方の人が之を山麓に移し、本社にならい「日吉神社」と改めて今日に至ったものである。本社は元、官幣大社日吉大社で、全国3796の分霊社の一つであるというのである。

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 地元では「ひよし神社」と称しており、部落名も「ひよし」となっているが以前は「山王様」と呼んでいたように思う。
此のお宮は樫の木を中心とするお宮の森で本殿も拝殿も境内神社も全部がおおわれている上に古く大きな藤があってその蔓が社叢全体にはびこっているので花の頃にはお社は藤の花の傘をいただいて壮麗である。(文:『久米町史』より抜粋)2014年9月19日取材

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境内

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拝殿                            本殿

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本殿

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境内

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末社神と境内