茶屋林道標(因幡街道)

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茶屋林道標(勝北町杉宮) 町文化財(石造物) 昭和50年4月1日指定
 茶屋林の旧国道沿いに立っている道標で、南面に 右金森山新善光寺道、西面に 左いなばみち、東面に 宝暦四(1754)五月吉日造之 と刻まれている。
 高さ85㎝ 巾17cm~18cm
 この道標のかたわらに、一本の根上りの大きな松があったが、マツクイムシの被害をうけて枯れる。
 むかし、津山から、勝北、奈義の村むらをとおり、黒尾峠を越えて鳥取に行く道は「因幡街道」と呼ばれ、このあたりは、街道を往来する人びとの憩いの場所でもあった。 

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新善光寺の道しるべ
 金森山新善光寺は、その昔弘法大師の開創と伝えられ、永徳二年(1382)今井兵庫助入道兼重により信州善光寺の本尊脇侍、阿弥陀如来を勧請し、また四国霊場八十八ヶ所も勧請されており、毎月二十一日の縁日には地方の参拝者で賑わっている。
 国道五十三号線が鳥取に通じる津山と勝北町の境に茶屋林というところがあり、そこに新善光寺の道しるべが立っている。
 新善光寺八十八ヶ所の巡礼や、因幡街道を往く旅人達の道しるべとされた。
 昭和五十年 町指定文化財 (文:『勝北町文化財・石造美術』より)

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(文:『勝北町文化財・石造美術』より)

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左:いなばみち、右:金森山新善光寺道、宝暦四年(1754)五月吉日造之
 津山と鳥取を結ぶ因幡街道がここを通り、昔は茶屋があったと伝えられる。横仙の山やまも眺められ、往来する人びとの憩いの場所であった。右をたどれば境内に四国は八十八ヶ所を勧請する新善光寺への道となる。

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(文:現地案内板より)(2018年2月4日撮影)


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(2012年12月16日撮影)