「つやま和牛」生産農家大﨏毅さんの牛舎

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2017年2月7日に「つやま和牛」を肥育していらっしゃる久米川南の大﨏毅さんの牛舎をお尋ねしてきました。
 「和牛の歴史:昔はトラクターの代わりに牛を飼っていました。当時の牛の良し悪しは、草などを背中に乗せるのにどんな形の牛が良いかが審査されていました。現在は、形も大切だが、その上に肉質が一番重要視されています。また、和牛は岡山県が発祥の地です。当時は牛は農耕のトラクターのような存在だったが、トラクターが出てきて牛をどうするか?と言うことで昭和40年に岡山で全国和牛能力共進会の第1回が行われました。当時のキャッチフレーズは「家畜が肉牛として使える。」だったように記憶しています。以後5年に1回開催されていて今年が第11回目です。」

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事務所でくつろぐ大﨏さん               大﨏さんの牛舎です。

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 「世界中に"つやま和牛"の様な肉はない。餌は津山産の小麦、エコフィールド(おから、ビールかす、うどん等、産廃されるものをブレンドして使用)しかも、自分の所で生まれた牛のメス牛のみを津山産の餌で28ヶ月飼い、それを肉として出すのが"つやま和牛"です。こんなに見える化されている牛肉は世界中にはない、そこが"つやま和牛"の強みです。
 A-5が一番良い肉質で赤い中に脂肪が星を散りばめたようで脂が6割の肉の事です。(A3以下なら津山和牛と認定されない。)今は健康を考えた赤身の肉がもてはやされる時代で健康的に言ったら誠に悪い肉ですが、それでも、美味しいA-5の肉を食べたいと求めている世界中の人々を対象にしていきたい。現在は7軒の農家+2軒が増える予定で、来年度は200頭が目標です。」と話してくださった大﨏さんです。

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数々のトロフィーが飾ってありました。

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「あれ~? 見慣れん人が来た!」

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「あんた誰?」と言われています。            ここは親子でお出迎えしてくれました。

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「何か文句ある?」と言いたげな顔でした。

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「私がつやま和牛です。」と言わんばかりの立派な牛でした。

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道沿いの梅の木に数輪の梅の花が咲いていて山には雪が積もっていた日のインタビューでした。
これからは農業従事者の方々のご苦労が報われるような社会が来るように祈りながら、大﨏さんの牛舎を後にしました。
また、大﨏さん、お忙しい中をご対応下さってありがとうございました。