統合井堰(草加部)
成名地区は加茂川が平野になる扇状地の要のところに位置している。
加茂川にはたくさんの井堰があり上流からいえば桜橋の上手の野村井堰、桜橋下流にあった牛の子井堰、本郷橋の上手にあった福井井堰など多くの井堰がありましたが、昭和50年頃どの井堰も全部取り除き龍ヶ爪のところに統合井堰が作られ、津山市上水道に一日2万5千トンの水を分水してこの統合井堰から津山市東部地区の上水道用の水を取水するようになりました。この取水ができるまでには、多くの関係者の知恵と多額の費用がかかりましたが、5つの井堰(野村、福井、牛の子、才勝、大井手)の農業用水路は地下方式(パイプライン化)となり、各田んぼでいつでも水が取れるようになり、大変便利になりました。(文参考:むかし高野)2015年3月16日、4月2日取材
井堰に行く途中に記念碑があります。また、取水ポンプ棟の看板には、「この建物は、みなさんの町の水道水を作るため、浄水場へ水を送る大切な施設です。ですから、みんなこの中であそんだり、いたずらをしないでください。」と書いてあります。
井堰へ到着。
落差があります。
水しぶきが美しい。
▲この写真はお魚が登ってくるために作られた魚道ゲートです。水位が下がっても魚が上流に登って来れるようになっています。(動画で説明してくださいました。)
ここは可動堰なのでとても危険です。立ち入り禁止、遊泳禁止。
注意:この井堰の上流にダム及び発電所があり、平常時でも水位が変動します。の看板があります。
加茂川の統合井堰