如意輪観音(安井)

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 如意とは如意宝珠、輪とは法輪の略である。如意宝珠とは全ての願いを叶えるものであり、法輪は元来古代インドの武器であったチャクラムが転じて、煩悩を破壊する仏法の象徴である。
 石を丸彫りにし、立て膝の上に片肘をつき、手を頬に当て瞑想する容姿は仏の慈悲を表す。女人の安産を祈願して、十九夜待ちの主尊として信仰された菩薩である。

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安井勝也さんに案内していただきました。

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如意輪観音(安井字畝)
寸法 高さ54cm
造立年代 明和七年(1770年)

如意輪観音(安井字畝)

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如意輪観音(安井字畝)
寸法 高さ87cm
造立年代 不詳

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(文:勝北公民館発行『勝北むらの石仏』より)(2019年2月2日撮影)