歴史民俗資料館(旧勝北町)
勝北民芸資料館(2011年6月22日取材)は勝北公民館の上高進さんに大変お世話になりました。
▲写真の庭の石のモニュメントは正面のモニュメントから後方のモニュメントの穴に風が吹きぬけると言われているそうです。
資料館のねらい
勝北の北にそびえる那岐連峰は、美しい景観を誇っているが、その裾野に住む人々は水不足に悩み、広戸風におびえてくらしてきた。
ため池をつくり、木背で家を守り、養蚕で家計を支えて、先人たちはこの郷土を築いてきた。
これらの労苦をしのばせる生活民具、貴重な文化遺産を後世に伝えるとともに、文化財保護心を育てるため、勝北町民俗資料館に保存展示することにした。(勝北町歴史民俗資料館パンフレットより)
この石のモニュメントは世界的にご活躍の寺田武弘さん作で、風の吹き降ろしをイメージして作ってあるそうです。また、資料館は中国地方で始めてできた公民館の跡地に建てたそうです。
消防車と発動機です。
カゴと風呂桶です。 昔はこんなお風呂だったんですね。
ところ狭しと農機具が並んでいます。
貴重な文化財です。
貴重な文化財です。
なんと消防ポンプだそうです。
大村清一さんの資料です。
見学に来た子供たちが喜ぶのは電話や重りだそうです。
囲炉裏や牛に履かせるわらじ等沢山の道具です。
展示室内部
元勝北の役場だそうです。右:「うしんが~」
左:御輿に中に餅を収める為に作る。右:縄ない機械
左:水筒、右:ストーブだそうです。
資料館ができるまで
昭和46年4月 勝北町文化財保護委員会設置
昭和48年~49年 町内埋文化財調査
昭和50年4月 町立老人ホーム廃止跡に勝北町郷土館を設置。民俗資料350点を収集展示
昭和58年4月 郷土館老朽のためとりこわし、資料を一時移転。県文化課を通じ文化庁助成事業を申請。
8月、民俗資料館建築に着工
昭和59年2月 民俗資料館落成
昭和59年4月 勝北町民俗資料館の条例制定。同時に資料の収集
昭和59年9月 展示、収蔵を完了、開館