2021 伝説の地 作楽神社の初詣
2021年1月2日の作楽神社の初詣の様子です。(作楽神社の詳しい記事はこちらをご覧ください。)
「太平記」と児島高徳 児島高徳は忍びの頭だった。
「天莫空勾践 時非無茫蠡」(天勾践を 空しゅうする莫れ 時に茫蠡 無きにしも非ず)
児島高徳は、後醍醐天皇宿泊の院庄の館に忍び込んで、このように読む十文字の詩を桜の木をけずって書きました。
これはその昔、中国で茫蠡と言う家来が、敵にほろぼされかけた勾践という王を大変な苦労のすえ助け、国を再興させたという物語を例にして、こういう忠義な家来もいないわけではありませんよと、天皇を励ましたものです。中国の古典に詳しかった天皇は、これを見てほほえまれたといいます。
明治に新劇を始めた川上音二郎らによって、これが芝居として演じられて評判となり、院庄と高徳の名前は、広く全国に知られるようになりました。戦前には、高徳は楠正成と同じ忠義なさむらいとして、教科書にもとりあげられ、文部省唱歌にもなりました。
三密を避けての初詣です。 噫忠義桜十字詞之碑塔です。
噫忠義桜十字詞之碑塔です。
社務所です。 初詣の様子です。
境内で参拝する家族です。
明治40年川上音二郎寄進。(川上音二郎が拝殿として寄進したもので今では神楽殿として使用されています。)
作楽神社の境内の様子です。
境内の駐車場は多くの参拝者の車で一杯でした。
作楽神社で売られていた高徳せんべいは、社会福祉法人セルプみのり学園で作られていました。