神南備山にある「磐座」
神南備山にある割れ岩なので古代出雲王国の祭祀の場所だと思われます。神南備山は円錐形になっており、蛇がトグロを巻く姿を古代の出雲族の人たちは思い信仰していました。今でも出雲大社にいくと龍蛇神が祀られています。コロナ禍の終息を願い天津祝詞と『ひふみ祝詞』お経を唱えてきました。
割れ岩に至る山道には途中に作陽高校が開墾したと言われている場所もあり、歴史の断層を辿りながらの探訪でもありました。一緒に行った方の姿が見えなくなり先に下山したのだろうと話をしていましたが、山道で道を間違えると大変なことになるので電話をしてみると全く違う道を降りていたようで、1つ間違えると事故にも繋がるところでした。親父が山に入る時には山の神に挨拶して入らないと怖いと、よく聞かされていたことを思い出した山登りでした。
神南備山から岩が転げ落ちて高野神社のオノコロ岩(現在はありません)になったと伝えられていますが、これは古代出雲王国時代(神南備山信仰)からヤマト政権に移行した出来事を神話として伝えたのではないかと思っています。(レポート・写真:和仁隆明氏)(2022年2月8日撮影)