陶工・浅本鶴山の弟子「服部定山 遺作展」
『服部定山 遺作展』(2012年12月18日取材)
〇会期:12月15日(日)~1月19日(日)入館料:無料(2F常設展は500円)
年末年始は12/28(土)~1/4(土)まで休館となります。
本年4月に亡くなられた成道寺前住職・服部定山氏の「書」、「陶芸」約200点を一堂に展示いたします。服部定山氏は若い頃から趣味として陶芸や書、篆刻などに親しみ、特に陶芸は、津山市老人会陶芸教室の講師も勤めました。
師は浅本鶴山氏。昭和20年に弟子入りしています。
今回は弟子入り間もない昭和20年代の作品から最晩年の未完成作品まで、多種多様な作品を展示しています。さまざまな釉薬や土を使い作られた作品からは、定山氏の試行錯誤の跡なども感じていただけます。
成道寺は、俳人・西東三鬼や歌手・イルカさんとも縁のあるお寺で、山門は明治維新後の津山藩庁の門として使用されていたものが移築されています。
服部定山 遺作展の様子
服部定山 遺作展の様子
服部定山 遺作展の様子
服部定山 遺作展の様子
服部定山 遺作展の様子
服部定山 遺作展の様子
服部定山老和尚 略歴
大正11年09月16日 服部明達・里恵長男として出生(幼名・徳明)。
昭和17年08月04日 知恩院にて伝宗伝戒道場満行。
昭和17年09月21日 佛教専門学校卒業(皆勤賞を受く)。
昭和18年01月11日 成覚寺住職拝命。
昭和20年 陶工・浅本鶴山に弟子入り。
昭和36年08月18日 成道寺第27世拝命。
この間、浄土宗岡山教区教区長、岡山教区会議長、
津山市仏教会会長、津山市老人会陶芸教室講師等を歴任。
平成15年11月14-16日 「服部定山 個展」開催(成道寺にて)。
平成17年04月17日 浄土門主御代理導師を拝命し誕生寺会式法要導師を務める。
平成22年03月24日 成道寺住職退任。
平成24年04月22日 一宗高齢者表彰を受く。
平成25年04月12日 死去。
(文提供:棟方志功・柳井道弘記念館<M&Y記念館>)