津山のお酒「作州武蔵, 富久迎, 津山城」

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現在、津山市内に二カ所ある酒蔵メーカーの一つで、県下唯一の女性当主、難波 弘美さんをお尋ねしてきました。作州武蔵の蔵元は、美作の国の一の宮である中山神社の門前にあります。この門前は、かつては酒屋、醤油屋と軒を連ねた名水地帯であり、途切れることなく湧きつづけているそうです。(作州武蔵, 富久迎, 津山城を始め店内には利き酒コーナーもあるとか。)2014年1月24日取材

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夏・夜の冷え込みとともに貯蔵蔵の扉は開け放たれ、そして日の出とともに扉は閉じられます。土蔵の厚い壁が守る昼間のひんやりとした風に抱かれて秋でも若々しい軽快な酒質を維持するのです。

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江戸時代から休むことなく懇々と伏流水が流れる宮川

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作州武蔵のたると杉玉が玄関先を飾っています。

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賞状と富久迎の額(富久迎は出雲大社の宮司さんにつけてもらった名前)

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難波酒造女性社長さんの信条です。<女性ならではの繊細さで、地元の農産物を使い、私たちは安全で「おいしい」をつくる工房でありたいと考えています。 「寝ないで造った酒は寝ていても売れる」 そんな先人の教えを守り伝えること・・・これが私たちの仕事です。>

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お酒を運ぶ木の樽                     「百薬の長」の額

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古くなった蔵へご案内いただきました。        検査室

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創業は明治22年(1889年)              二階はムロと元場、洗米と蒸し器等

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麹は低い温度の蒸気でやわらかい蒸しに仕上げるのがうまさの秘訣だそうです。

musashi_ido.JPG←写真提供:難波酒造

美酒の国(旧美作の国)の一宮、中山神社の門前にて 神様の領域から流れ出る宮川の伏流水 江戸時代から休むことなく懇々と伏流水を湧出する石組みの大井戸。