自焼居士(津山市川崎字玉琳)

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天明六丙午三月十四日 釋自焼●● 林田町長兵衛
親營窀穸 託身炎陽 不假天風 火帆自凉 

※釋(浄土真宗で死者の法名の上につける語(淨円寺)
(東作誌)
林田町に長兵衛という独身の律義者がいて、死んだときに他人の世話になるが、こればかしはお礼のしょうがない、ということを気にかけ、70歳をすぎた天明6年(1786)の春、野介代の才ノ谷にあった焼場に自分で薪をもってゆき自殺した。それをあわれんで知る人達でこの碑が立てられたという。

(天明の大凶荒)
天明元年(1781)から天明7年まで連年の天候異変があり、田畑の作物が大凶作となり、全国的に「天明の大キキン」といわれた。東新町史によると天明の打コワシが起きている。

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地蔵3体 浄土宗 法然  (2014年6月23日取材)