根田稲荷明神(堺町)

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 堺町は森藩の時代には木知ケ原町と呼ばれた。現在の堺町と改称されたのは享保12年(1727)。この町には森藩時代からの豪商として知られる誉田屋があった。この家が根田家であろうといわれる。根田稲荷はこの家の屋敷神であったが、今は堺町の町内神。稲荷信仰のもとに商売繁盛と火の用心はっきもの、火災から町内を守る神としての信仰を集める。寛文4年(1664)徳守神社の新社殿が完成した折、最初の神輿をこの町から奉納している。

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所在:津山市堺町 祭神:稲荷明神=宇迦之御魂神(うかのみたまのみこと) 創建:慶長年間(1596~1615)以降
祭礼:夏祭7/28 秋祭10/28 初午祭旧2月初午の日

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(文:津山城下町まちなかお社巡り 津山まちづくり本舗)(2016年12月12日撮影)