鬼子母神(きしもじん)西寺町

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 津山中学校(現津山高校)の校舎が建設されるとき、いま校庭になっている一部に裏地があり、そこにあった石像の鬼子母神が妙法寺に移された。鬼子母神は日蓮宗の仏神で、人の子を食う鬼女が、釈迦の説法で前非を悔い改め、菩薩になったというインドの詞梨帝菩薩を日本に移し、鬼子母神(きしもじん)というようになった。
所在:津山市西寺町妙法寺内 祭神:力リテイボサツ 創建:不詳
(文:『津山城下町まちなかお社巡りマップ』 津山まちづくり本舗)(撮影:2017年4月23日)

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 津山市西寺町妙法寺にある鬼子母神は有名であるが、その台石は大、中、小からなる石を積みかさねて作られた珍しいもので、今から百十二年以前にできたもので、その間に十回の水害に遭い、鳥取地震の時少しの割れを見せている。
戦前は多くの人によって充分な手入れがほどこされ保存に力をそそぎ大切にされてきたのであるが、最近は石のよごれがめだち、二年前頃から毎日手入れをほどこし、備前焼の茶碗でも手入れ次第で見ちがえるようになる如く、台石も今では黒光りがするようになった。長い長い歴史を物語るこの台石何とかして大切にしたいものである。
西寺町十八 服部定山記(説明文より)

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妙法寺本堂前の春にはしだれ桜が綺麗に咲きます。

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妙法寺本堂の屋根瓦が新しい