衆楽園の「皇太子殿下御手植松」のなぞ。

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 衆楽園の門を入るとすぐ正面に見える大きな松の木があります。その松の根元に「皇太子殿下御手植松」の石柱があります。明治36年10月18日なので、おそらく大正天皇の事だろうと思いますが、行くたびに気になっていたので、お国自慢の皆さんにお聞きしましたら、どうやらこの松は二代目の松でしかも日本古来の松ではないそうです。御手植松はあったのだろうか、詳細な事は解りません。また、皇太子殿下御手植松なら名誉なことなので、苫田郡誌など書き記したものがあるはずだけど、何も記録がないと首をかしげる人もいらっしゃいました。衆楽園の七不思議のひとつだそうです。(撮影2017年6月19日)

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「皇太子殿下御手植松」「明治36年10月18日」の石柱があります。
「衆楽園に成らせられ、少時御徒歩にて園内を御循覧、時恰も老楓深紅に燃えて妍を競へる紅葉島御僻舎にて御少憩、園内の風光を臠はせられ、御機嫌殊に麗はしく、旋て御歸還の途に就かせ給ひ・・・」と苫田郡誌に書いてあります。

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随分大きな木ですが、どうやら日本古来の松ではなさそうです。

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衆楽園の周囲にある背の高い松も日本古来の松ではなさそうです。