2017年 津山の怖~い伝説展(城西浪漫館)

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津山の怖~い伝説展 
 城西浪漫館では、夏休みを迎えた子どもたちや津山に帰省した子どもたちに郷土・津山に伝わる民話や伝承を伝え、学んでもらおうと7月20日から8月31日まで「津山の怖~い伝説」展を開催します。
  今回は、初めて津山藩にあった鬼の首を刎ねた名刀「童子切」伝説を紹介します。「童子切」は豊臣秀吉、徳川家康から津山藩主の松平家へ伝わり、津山松平家の家宝として太平洋戦争終戦まで継承されてきた天下五剣の一つ。丹波国大江山の鬼の頭領・酒吞童子の首を切り落としたとされる「童子切」は、津山藩が6人の罪人の死体を積み重ねて刀を振り下ろしたところ、6つの死体を切断しただけではなく刃が土台まで達したという伝説があります。(文:展示説明より)(2017年7月29日撮影)

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入道坂 
 津山市上之町にある入道坂は昔妖怪の見越入道が出没したことからその名がついた。
 見越入道とは頭に毛のない坊主頭の大きな妖怪で夜になると人里近くの道や坂に出てきて人間をビックリさせます。
最初は人間と同じくらいの大きさですが少しずつ大きくなっていくそう
見越入道に出会ったら「見越した」と唱えること...

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猿のあやかし【津山市船頭町】
 船頭町に彦三という者が住んでいた。その家の二階には昔から大きな猿が一匹いた。けれども、この猿は人に悪さをすることはなかった。
 彦三の家にどろぼうや、悪い人がやってきた時にだけ、柱に両手をかけ、下におりてきた。そして大声で叫ぶと、また二階へ上がってしまうのだ。彦三はこれを隠すので、近所の人は誰も知らない。

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二宮の龍【津山市二宮】
 二宮を流れる川の左の浅瀬を、「鉈屋か瀬(なたやかせ)」という。これは安岡町の鉈屋がここで溺れて死んでしまい、その名前がついたのだ。
 ここは雨や風が降り出したとき、山から竜が流れ、鉈屋か瀬から天に昇ったといわれている。

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【産女(うぶめ)】津山市安岡町
 安岡町で「産女」を見たというが、誰が見たというわけではない。
 赤ん坊のような泣き声を出し、夜になると現れたのだ。「産女」は、赤ん坊を抱いてくれと人を追い回し、抱かないとたたりに合うという。しかし、赤ん坊を抱くと、赤ん坊に噛み殺されたり、石や石塔に変わり、その重さでつぶされてしまう。どちらにしても逃げ道はなさそうだ。


※城西浪漫館では、独自に制作した童子切のレプリカを展示していました。今後もレプリカの展示を続けていくとのことなので、次回展示の際は、城西浪漫館へ足を運んでみてください。