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牛の墓(押入)

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牛の墓
 しづな坂の東ののぼり口のところに、三基の大日如来の碑が立っています。大日如来は、仏教の世界でいちばん高い位の仏さまですから、宇宙をつかさどる仏さまをまつっているように見えますが、これは牛の墓なのです。
 むかしの農家では、牛は、田んぼをたがやす力もちでしたから、家族のひとりのようにたいせつに飼っていました。たいていの農家では「うちやま」といって母屋の中で飼っていました。

 牛は、ねだんが高く、小さな農家ではかんたんには買えませんでした。そのため、毎年、収穫期になると、米二升くらい(およそ3.6リットル)出しあっ て、村中の農家の間で「講」をつくっていました。牛が死んだり、やくにたたなくなったときに、つみ立てておいた講米をだして、牛を買っていたのです。

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牛講の人は、牛が死ぬと、牛の墓として、石の碑を建てました。それが、大日如来とかかれた碑です。かならず自然のままの石で、頭の丸い石が使われています。通りからよく見えるところに建てるのがならわしです。(文:高野小学校 むかし高野より)2015年1月15日)