油地蔵とお大師様(小原)
油地蔵の由来(2015年12月7日撮影)
作陽誌は昔此の地にあった香華寺の貴跡としている石仏の長さを4尺7寸、おそらくは中世の室町期寺蔵信仰が最も盛んな頃の刻遺であろう。
惜しいことには年月日記載がない。もと路座でものを宝永5年藩主松平家の許しを得て茅葺の堂舎を建て後瓦葺きに改めた。
明治中期に大改修を施し今の台石を設けたものである。
作は巧妙とは言われないが六道能代十分遍歴の姿を表して民俗信仰の貴重な資料で、油をそそぐのは立顔また満顔に行う献灯供養の儀である。
今、県指定の文化財なっている勝田郡勝央町車充寺の油寺蔵と並ぶ保存を要する文化財である。
(以上津山市教育委員会調査原文の写)
津山市小原にある油地蔵さん、昔はこの上の方に「やけでら」があり、その参道にあったそうです。
昔は北から来る疫病を防いでくれるのがこの油地蔵で、南から来る疫病を防いでくれるのがこけ地蔵さんと言われていたそうです。
油地蔵
屋根の上の飾りは昔からのもので瓦はセメントで作り直したのだそうです。
毎年お盆が過てた最初の日曜日に高萬燈祭があるどうです。(清水正博さん)2016年2月5日撮影
苫津八十八ヶ所霊場二十四番札所がある。