中山神社の大鳥居とムクノキ
中山神社 慶雲4年(707)に創建され、貞観6年(864)官社となり『延喜式』では美作国唯一の名神大社で、この国の一の宮とされ、永保元年(1081)に正一位の神階を授かった神社である。
尼子勢がこの地方に攻めこんだとき兵火に焼け、永録2年(1559)に再建され、明治4年(1871)に国幣中社となったが、戦後、社格制は廃止され、宗教法人中山神社となった。
神社に到着すると大鳥居がある。これは寛政3年(1791)につくられたもので、角貫に木鼻がなく、笠木と島木にそりをもたせて壮大美を強調してあり、他地方には例をみない大鳥居で「中山鳥居」といわれ、市指定文化財になっている。
大鳥居の左側には「名木百選」のムクノキがある。推定樹齢500年、目通り周囲5.5m、樹高23mの古木である。(文:津山の散策にしひがしより抜粋)(2016年7月18日取材)
中山神社の大鳥居とムクノキ(ニレ科)
名木百選に選ばれているムクノキ。天を仰ぐとカズラも巻きついて青々としています。
推定樹齢500年、目通り周囲5.5m、樹高23mの古木
鳥居の前の道路べりにある「祝木のケヤキ」は樹齢800年と推定され、市指定文化財になっている。根元に「祝木の神」大国主命をまつった小さな祠がある。(2016年2月・7月の取材)
参道の右側には牛馬の神にふさわしく牛の銅像がある。参道は夏越祭にて賑やか。
少し進むと左側、貯水池のほとりに、一宮出身の前原利男の歌碑がある。