2020八出天満宮の「とんど祭」
2020年1月12日(日) 13:00 〜 14:00 八出天満宮の宮総代さんから案内を戴き、とんど焼きの行事を取材してきました。「とんど焼き」は、正月の松飾り・しめなわ・書き初めなどを各家から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事です。(2016年八出天満宮のとんど焼きの様子です。)
八出天満宮は菅原道真公が御祭神。古来この地に残る言い伝えによると、「天安元年(857年)美作の国司として赴任しておられた父是善が、この地に流行っていた疫病に罹り、父の病を心配した若き日の道真公(吉祥丸)が、遠く京都から見舞いに来られた全国の天満宮の中でも稀な縁起と最古に位置する起源を持つ由緒あるお宮である。
お正月のお飾りを飾っておく期間のことを『松の内』といいます。松の内が終わると、門松やしめ飾りなどのお飾りを片付け、七草がゆなどを食べて祝うのが一般的な風習です。松の内の終わる日は地域によってさまざまで、1月7日の地域と、小正月である1月15日の地域に大きく分けられます。
松の内は、年神様がいるとされる期間です。そもそも正月行事とは、新年の神様である年神様をお迎えするための行事です。年神様は、人々に幸福を授けるために、元旦に各家庭へやって来るといわれています。(小学館ダイム公式サイト「@DIMEアットダイム」)
境内ではすでに町内の方々が集まっておられました。
津山市内に現存する寺社としては、森家の菩提寺である本源寺に次いで古く(平成15年、棟札の発見によって建造年代が判明し、同年9月津山市の重要文化財に指定された)歴史的にも貴重な建造物となっています。
失敗した書初めの紙なども燃やすのですが、炎が高く上がると字が上達すると云われています。
皆さんお餅を焼いています。
「お飾りの炭は各家に持ち帰り、額につけたら頭がよくなる。」
「しめ飾りなどの灰を持ち帰って家の周りにまくとその年に病気にならない。」そうです。
北川宮総代です。
参道に植えられた梅の小枝には蕾が膨らみ、そろそろ春がきそうです。