虚空蔵山 求聞持の寺(東田辺)
虚空蔵山 求聞持の寺(高野山真言宗 美作八十八ヶ所霊場 第74番)
萬福寺に如意宝珠をお奉りする融通堂があったとのいい伝えがありました。由来は萬福寺と同じです。
平安時代後期の経塚と如意宝珠を護持するために、實仁和尚が昭和五年融通堂を再建され、昭和五十八年四月二十一日に本四国八十八ヶ所霊場を勧請すると共に、求聞持の寺として新寺建立されました。
求聞持の法 虚空蔵経法にある修行法の一つです。
虚空蔵菩薩の真言(ノウボウ アキャシャ キャラバヤ オンアリキャ マリボリソワカ)を一百万遍繰り返し念ずることに依って、記憶力が増し願いごとが成就するという修行法であり、修禅の方法でもあります。
弘法大師が阿波の大龍獄・土佐の室戸崎などでこの求聞持法を行じて、虚空蔵菩薩を感得されて悟りを得られました。
また、日蓮上人も清澄山でこの法を行じて大悟されたといわれています。
年中行事/星供法会/本尊大会式/本尊夏会式/本寺院八十八ヶ所霊場参拝/護摩供
寺宝・文化財/如意宝珠/虚空蔵菩薩像軸二幅
(文:『高野山真言宗 美作霊場めぐり』より)
ひたすら求聞持の寺へ
厄除け『十三参り』の様子
厄除け『十三参り』の様子(2010年2月21日・27日、2017年3月20日撮影)