第23回さくらのうた優秀作品展及び岸田夏子展

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「第23回さくらのうた憂愁作品展」及び「岸田夏子展」が令和2年4月10日~4月12日までアルネ津山4階「津山市立文化展示ホール」でありました。
 美咲町の町木である「さくら」をテーマに短歌・俳句・川柳を募集し、応募された作品の中からさくら大賞、さくら準大賞、さくら賞が選ばれ、日展特選書家の寺坂昌三さんが揮毫した作品が展示してありました。また、「桜の画家」として知られ、現在、清春白樺美術館名誉館長の岸田夏子さんは、洋画家の岸田劉生さんの孫娘です。また、曽祖父は岸田吟香さんです。(上の絵画「櫻香」は岸田吟香記念館で見られるそうです。)

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第23回さくらのうた優秀作品展及び岸田夏子展

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岸田夏子氏略歴
和歌山県生
1963年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻(林武教室)卒業
1965年 東京芸術大学大学院(脇田和教室)卒業
  岸田夏子氏は、日本近代美術史上屈指の洋画家である岸田劉生氏を祖父にもち、娘で絵のモデルにもなった麗子氏の娘にあたります。そして、旧旭町出身であり日本で初めて液体目薬を作り、本格的な和英辞書を作った岸田吟香氏は、曾祖父にあたります。
 東京芸術大学、大学院を卒業後横浜美術館協力会、尾道白樺美術館館長、清春白樺美術館長を歴任され、現在は名誉館長に就かれています。昭和50年頃から「桜」をテーマとした作品を制作され、岡山では初めての個展となる「賛櫻 天空に遊ぶ 岸田夏子展」を昨年11月に開催されました。夏子氏は、桜を通じてできた縁により、岸田吟香記念館へ自作の絵「櫻香」が寄贈されることとなりました。「私のもっとも心魅かれる花である。」と桜への思いを語る。吟香氏もまた、桜をこよなく好んだ人物で自らのサインにも用いたほどです。桜の花言葉は「精神の美」、「豊かな教養」、「優美」など。
 夏子氏と吟香氏には共通して桜の持つ美しさとはかなさを感じます。(文:現地案内より)

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第23回さくらのうた優秀作品

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第23回さくらのうた優秀作品(2020年4月12日撮影)

岸田吟香ゆかりの取材
旅館お多福岸田吟香記念館岸田吟香生誕の地岸田吟香記念碑卵かけご飯岸田吟香と安藤家