源四橋(押入)

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源四橋
因幡往来が、下押入の古川をまたぐところに、源四橋がかかっています。この橋には、人の名前がつけられています。
江戸時代のおわりごろ、野村に、保田源四郎という人がいました。そうとうなお金持ちだったのですが、子どもができなかったそうです。
源四郎さんは、のちのちまで人々のやくにたつことをしておきたいと考えました。そこで、旅人の安全を考えて、下押入から野村までの因幡往来に、七つの石の橋を自分のお金でかけたといわれています。

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いまでは、下押入の源四橋が一つ、名前をのこしているだけで、ほかの六つの橋は、位置もわからなくなり、昔の姿は残っていません。
下押入の源四橋も、河川改修のとき、昔の石橋はとりこわされて、りっぱな鉄筋の橋にかわっています。

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源四橋                    才の神
(文:高野小学校 むかし高野より)2015年1月25日取材